創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年5月1日医療支援クラウドサービス「LOOKREC」を提供する「エムネス」が資金調達

2024年4月30日、株式会社エムネスは、資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、株式会社メディパルホールディングス=のコーポレートベンチャーキャピタルファンドであるMEDIPAL Innovation投資事業有限責任組合です。
エムネスは、医療支援クラウドサービス「LOOKREC」の提供や、医療機関や健診機関向けの遠隔画像診断支援サービスを手がけています。
「LOOKREC」は、医用画像(レントゲン、CT、MRI、眼底写真、病理画像など)を中心とするデータの管理・共有を実現するサービスです。
メディパルグループと連携し、医用画像を中心とするフルクラウドのデジタルヘルスケアプラットフォームの開発・普及を推進していきます。
医療機関で使用されるレントゲン写真、CT、MRI、病理画像などの医用データは、一般的なJPEGやPNGではなく、DICOMと呼ばれる専用の形式で管理されています。
DICOMには、画像データだけでなく、患者の個人情報や撮影施設、撮影日などのメタデータが含まれており、厳格な管理が求められます。
通常、DICOMデータは医療機関内のDICOMサーバーに保存され、PACS(医用画像管理システム)によって保管、閲覧、管理が行われます。DICOMデータの取り扱いには高度なセキュリティが必要であるため、このシステムは主に医療機関内で完結しています。そのため、外部にデータを提供する際には、CDやUSBメモリーなどのアナログな手段が依然として使用されています。
しかしながら、近年は医療機関間の連携が重要性を増し、医療情報の共有を向上させるための新しいシステムが求められています。
この課題に対処すべく、エムネスは医療支援クラウドサービス「LOOKREC」を提供しています。
企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | BtoB DICOM LOOKREC エムネス クラウドサービス メディパルホールディングス 共有 医用画像データ 医療 医療機関 支援 株式会社 画像 画像診断 管理 資金調達 遠隔 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2021年3月1日、GITAI Japan株式会社は、総額18億円の資金調達を実施したことを発表しました。 宇宙用汎用作業ロボットを開発しています。 このロボットは、宇宙ステーション船内外の作業や、軌…
2021年7月21日、atama plus株式会社は、約51億円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIで学習を個別最適化する「atama+(アタマプラス)」を全国の塾・予備校に提供しています。…
2019年9月27日、株式会社Follopは、総額1,800万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Instagramの投稿が一瞬でキャッシュに変わるアプリ「Follop(フォロップ)」を提供し…
2022年7月21日、イノバセル株式会社は、総額27億円の資金調達を実施したことを発表しました。 イノバセルは、切迫性・漏出性便失禁と、腹圧性尿失禁を治療するための細胞治療薬の研究開発を展開しています…
2022年9月28日、株式会社esaは、総額2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、京都大学の認定ファンド運営事業者の、みやこキャピタル株式会社が運営するファンドです。 …
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…