注目のスタートアップ

プロセスシミュレーター「assimee」などを手がける「ビットクォーク」が1.8億円調達

company

2024年3月6日、ビットクォーク株式会社は、総額1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ビットクォークは、プロセスシミュレーター「assimee」や、デジタルツイン事業、ソリューション事業を展開しています。

「assimee」は、わかりやすいUI/UXで、生産ラインのモデルを簡単に作成し、シミュレーションを行うことができるシステムです。

大きな計算機リソース不要で、ブラウザ上で動作することを特徴としています。

プロセス可視化、ボトルネック特定、生産能力の最適化、生産ライン変更による影響の事前評価、リソースの最適な配置などを実現できます。

今後、以下の「assimee」の機能アップデートを予定しています。
・シミュレーション/最適化結果画面の“ダッシュボード”化(以下画像ご参照)
・生産リードタイム最適化機能
・ボトルネック特定サポート機能
・生成AIによる結果解説&施策提案サポート機能

今回の資金は、「assimee」やデジタルツイン事業の開発加速に充当します。


プロセスシミュレーションとは、化学プラントや製造業の生産プロセスのシミュレーションのことです。プロセス開発、設計、分析、最適化などのために利用されます。

近年、計算機科学の発展により、シミュレーション技術が多様な領域で活用されるようになってきています。

これは製造業においても同様であり、近年のデジタル化やDXの推進もあり、シミュレーション技術への注目が高まっています。

製造業では、シミュレーション技術を活用することで、さまざまな効率化やプロセスの革新を図ることができます。

たとえば、自動車の製造において、製造する前にさまざまな条件下での性能をシミュレーションすることで、デザインや機能の改善を図ることが可能です。

ほかにも工場の生産ラインでは、機械の動作をシミュレーションすることで、効率的なプロセス設計や、プロセスの動作不良を特定することが可能です。

近年のテクノロジーの発展は、業務に革新をもたらしています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また、設備投資には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB シミュレーション デジタルツイン プロセス 最適化 株式会社 生産 製造業 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

iPS細胞を利用した水疱性角膜症に対する再生医療等製品開発の「セルージョン」が11億円調達
2022年1月7日、株式会社セルージョンは、総額11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 「増殖性に優れるiPS細胞から角膜内皮代替細胞を効率的に作り出す技術」と「簡便な手技で属人的技術を不要…
飲食店のバックヤード業務をAIで自動化するクラウドサービス「HANZO」シリーズを提供する「Goals」が8億円の銀行借入を実施
2023年4月26日、株式会社Goalsは、銀行借入により8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Goalsは、飲食店向けクラウドサービス「HANZO」シリーズを開発・提供しています。 202…
ハンドメイドマーケットプレイス「Creema」運営の「クリーマ」が「浜松磐田信用金庫」と業務提携
2022年8月26日、株式会社クリーマは、浜松磐田信用金庫と、業務提携契約を締結したことを発表しました。 クリーマは、ハンドメイドマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」や、「Creema」と連…
現代アートのサブスクリプション・サービス運営の「Casie」が1億円調達
2020年4月15日、株式会社Casieは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 現代アートのサブスクリプション・サービス「Casie(かしえ)」を運営しています。 国内外のアーティスト…
間葉系間質細胞製品を開発する「ヒューマンライフコード」が資金調達
2025年11月25日、ヒューマンライフコード株式会社は、資金調達を発表しました。 これによりシリーズCラウンドの累計調達額は19億円となりました。 ヒューマンライフコードは、臍帯(へその緒)から抽出…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集