「未来の林業を支える林業後継者養成事業」補助金

subsidy

林野庁は令和6年度「森林・林業担い手育成総合対策のうち森林・林業担い手育成対策のうち未来の林業を支える林業後継者養成事業」の実施主体の公募について発表しました。

高校生等を対象とする林業への就業の促進、林業振興に意欲的な林業グループの活動及び女性林業者や林業に関心のある女性の活躍促進を図るための活動等の実施に対して支援します。

(1)森林・林業に関心のある高校生等を対象とする林業への就業促進活動への支援
高校生等を対象とした林業経営・就業体験等を通じ、次代の林業を担う人材の確保・育成を図ります。

(2)意欲的な取組を行う林業グループの活動等への支援
林業事業体の経営者や地域のリーダーとなり得る森林所有者等で組織する林業グループによる地域資源の活用や林業後継者の養成等の意欲的な取組への支援や、活動成果についての事例を普及するコンクール等の開催を行います。

(3)森林・林業を支える女性の活躍促進を図るための活動等への支援
今後の林業を牽引する女性リーダーの育成や、森林資源を活かした女性の起業活動に対する取組を通じ、女性林業者の更なる活躍及び新規女性林業者の確保を促します。

公募期間

2024年1月31日(水)~2024年3月1日(金)17:00


昭和30年においては日本の木材自給率は9割以上もありました。しかし現在は2割〜3割程度にまで低下しています。

日本は国土の2/3が森林で覆われており、木材資源が豊富に存在しています。

日本の山林では、戦後の復興によって木材需要が高まりました。さらに戦争による森林荒廃を改善するため、政府主導の「拡大造林政策」によって針葉樹中心の育成林の造成が進められました。これによって日本では杉を中心とした森林が全国的に広がっていったのです。

しかしこの森林が育つ前に木材輸入が自由化され、木材が安価かつ大量に安定供給される環境が整ったことで、国内産木材の需要が喪失し、国内の森林は手つかずのまま残されてしまうという状況になってしまいました。

近年は花粉症の有病率が2019年時点で42.5%、スギに限っても38.8%と非常に高い割合にあり、医療費増大や健康の大きな課題となっています。

さらには外国産木材の高騰(ウッドショック)などもあり、国産木材の需要が高まっているほか、森林の活用の必要性についても認識が高まってきています。

こうした背景のもと、林業では新たな担い手を確保し、林業復活に向けた取り組みが進められています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 事業 人材 令和6年度 公募 地域資源 後継者 担い手 未来の林業を支える林業後継者養成事業 林業 森林 育成 補助金 養成 高校生
詳細はこちら

森林・林業担い手育成総合対策のうち森林・林業担い手育成対策のうち未来の林業を支える林業後継者養成事業

事業承継手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「国際化促進インターンシップ事業」 外国人学生のインターン受け入れを支援
経済産業省は「国際化促進インターンシップ事業」を実施しています。 日本企業(中堅・中小企業)における外国人学生等のインターン受入れを通じ、日本企業が海外展開等に取り組む体制の強化を促進します。 日本企…
「雇用就農資金(次世代経営者育成タイプ)」
農林水産省は「雇用就農資金(次世代経営者育成タイプ)」を実施しています。 農業法人等がその職員等を次世代の経営者として育成していくため、国内外の先進的な農業法人や異業種の法人に派遣して実施する研修を支…
成長志向の事業者と支援者をマッチングする「成長加速マッチングサービス」がリリース
2025年3月24日、中小企業庁は、「成長加速マッチングサービス」をリリースしたことを発表しました。 このサービスは、事業拡大や新規事業立ち上げなどの成長志向を持つ事業者と支援者(金融機関、投資機関、…
令和5年度「地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業補助金」 補助事業者の採択結果が発表
2023年6月23日、中小企業庁は、令和5年度「地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業補助金」に係る補助事業者の採択結果について発表しました。 令和5年度「地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事…
【東京都】「高齢者向け製品・サービスの販路開拓支援事業」展示会出展等の費用を助成
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、「高齢者向け製品・サービスの販路開拓支援事業」について発表しました。 高齢者・シニアをターゲットとした製品やサービスの製造・販売に取り組む都内の中小企業者に対し、…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集