創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年1月15日NFTチケットプラットフォーム「TicketMe」を提供する「チケミー」が2.2億円調達

2024年1月10日、株式会社チケミーは、総額2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
チケミーは、NFTチケットプラットフォーム「TicketMe(チケミー)」を提供しています。
音楽ライブ・演劇・スポーツ観戦などのチケットを自由に売買できるNFTプラットフォームです。
高い改竄体制、チケットの流通管理、付加価値提供などを特徴としています。
また、二次流通(リセール)において、販売額の一部を興行主に還元、チケットの種類ごとにリセールの可・不可の設定、リセール額の上限設定、悪質な売買をくり返すアカウントの特定と転売の禁止、利用済みチケットの転売不可などを可能にします。
NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を活用し、改竄されていないことや個人が所有していることを証明する証明書のようなデータを記録したデジタルデータのことです。
現在、インターネット上で扱うデジタルデータは、コピーや改竄が容易です。そのため、販売した著作物の不正流通を防ぐことは非常に困難です。
NFTはデジタルデータにおけるこれらの課題を解決するものとして注目が高まっています。NFTを活用することで、デジタルデータにモノとしての価値を持たせたり、その流通を管理することが可能となります。
ところで、チケット市場では、不正高額転売が大きな問題となっています。
人気の公演はチケットの販売が抽選となることがあるため、手に入れることができないファンが発生します。不正転売は、こうした人気の高いチケットを入手し、転売することで利益を上げることを目的としています。
この不正転売は、チケット予約時のアクセスの逼迫、ファンがチケットを入手できる確率の低下、不正転売防止にかかる運営コストの増大、入場時チケット確認の手間の増大、ブランドイメージの低下などの問題を生みます。
チケミーは、NFTを活用することで、音楽ライブなどのチケットの流通管理などを実現し、上記のチケット市場における課題を解決する「TicketMe」を展開しています。
事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | BtoB NFT TicketMe スポーツ チケット チケミー プラットフォーム リセール 不正転売問題 二次流通 売買 株式会社 流通管理 演劇 販売 資金調達 転売 転売対策 音楽ライブ |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2020年6月12日、アスツール株式会社は、「在庫速報.com」の機能アップデートを行い、高評価で手頃な価格の“おすすめマスク”や“フェイス・シールド”の商品検索に対応したことを発表しました。 「在庫…
2022年8月1日、株式会社M-INTは、6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 M-INTは、医療機関データベース「M-INT」と、医師資格証カードを用いた電子紹介状システムを開発し…
2021年7月29日、株式会社トイポは、資金調達を実施したことを発表しました。 リアル店舗向け顧客管理/販売促進プラットフォーム「toypo」を提供しています。 アプリを通じて、スタンプカードや、クー…
2023年7月12日、株式会社フォーステックは、BIPROGY株式会社と業務提携契約を締結したことを発表しました。 また、それに先立ち、BIPROGYグループのEmellience Partners株…
2024年9月19日、Recustomer株式会社は、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は8.6億円となりました。 Recustomerは、購入後体…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

