創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年1月9日【東京都】令和5年「中小企業の賃金事情」調査結果発表

東京都は、令和5年「中小企業の賃金事情」調査結果について発表しました。
中小企業における賃金制度や休暇制度を整備・充実することを目的に、毎年、都内中小企業(従業員数10~299人)の賃金などの実態調査を行っています。
毎年調査している「賃金」「賞与」などに、隔年調査項目として「労働時間」「休日・休暇」を加えた2023年の調査結果をまとめ、発表しました。
概要
・所定時間内賃金は379,774円、所定時間外賃金は27,300円
・過去1年間の賞与は920,036円
・月間所定外実労働時間は男性14時間40分、女性8時間28分
・年次有給休暇の利用日数は年間10.5日
中小企業の労働力確保と定着を促進するには、適正な賃金の設定が不可欠です。
大企業については行政機関や民間の研究機関などで各種調査が実施され、その結果が広く公表されており、データにもとづいた賃金の設定が比較的容易です。
一方、中小企業については十分といえる状況ではなく、こうした状況を踏まえ、東京都は10人~299人の都内中小企業を対象とした賃金についての調査を毎年実施しています。
調査内容は、「賃金」「賞与・諸手当」「初任給」「モデル賃金」「初任給」などです。
さらに「退職金」と「労働時間」については隔年で交互に調査し、2023年は「労働時間」と「休日・休暇」について調査しています。
2023年の所定時間内賃金は379,774円、所定時間外賃金は27,300円、年間給与支払額(2022年)は5,677,727円となっています。
コロナ前の2019年の所定時間内賃金は346,055円、所定時間外賃金が36,611円、年間給与支払額(2018年)は5,399,265円であるため、賃金は上昇傾向であることがうかがえます。
人材が安心して働くことができる環境を整備するには専門的な知識が必要です。創業手帳は無料で専門家の紹介を行っているため、労務相談を必要としている企業はこちらを活用できます。
また、起業家や専門家の生の声をもとに記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」や、「資金調達手帳」も無料でお送りしております。ぜひご活用ください。
| カテゴリ | トレンド |
|---|---|
| 関連タグ | 中小企業 人事 労務 東京都 確保 給与 賃金 |
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
大阪中小企業投資育成株式会社が主催する「目標管理&評価者研修」が開催されます。 榎本あつし『評価制度の運用・研修パーフェクトガイド』を2時間30分にまとめ、「社員の成長=組織の成長」業績向上の仕組みづ…
2021年9月8日、株式会社ボーンレックスは、「東京都スタートアップ実証実験促進事業(PoC Ground Tokyo)」の第2期参加企業の募集を開始したことを発表しました。 「東京都スタートアップ実…
日本貿易振興機構(ジェトロ)は、「中小企業等外国出願支援事業」を実施しています。 中小企業等が海外で国内出願(特許、実用新案、意匠、商標)と同じ内容を出願する場合に、これにかかる費用の半額を助成する支…
2020年12月23日、独立行政法人中小企業基盤整備機構は、「ルネッサンスエイト投資事業有限責任組合」の組成について合意し、組合契約を締結したことを発表しました。 「ルネッサンスエイト投資事業有限責任…
令和6年度「業務改善助成金」のご案内です。 事業場内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)を30円以上引き上げ、生産性向上に資する設備投資等を行った場合に、その設備投資等にかかった費用の一部を助成する制度…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
