注目のスタートアップ

製造業向け生産管理クラウドシステム「スマートF」を提供する「ネクスタ」が4.2億円調達

company

2023年12月26日、株式会社ネクスタは、総額約4億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ネクスタは、製造業向け生産管理クラウドシステム「スマートF」シリーズを提供しています。

充実した機能とノーコードの設定により、個別カスタマイズなしでも導入できるシステムとして構築しています。

2023年12月現在、在庫管理、工程管理、受注管理、発注管理、品質管理、原価管理の6つのプロダクトを展開しています。

また、製造現場を深く理解した導入支援担当により、導入先企業の業務フローをヒアリングした上で業務改善の提案を行うことも特徴としています。

今回の資金は、さらなるプロダクト強化、採用強化などに充当する予定です。


製造業は、国内総生産(GDP)の約2割を占める主要産業です。しかしながら、人材不足や激しい国際競争による競争力の低下などの問題に直面しています。

製造業を持続的に発展させ、さらに再び競争力のある産業へと復活させるには、抜本的なデジタル化を図ることが必要不可欠です。

製造業において重要性の高い業務のひとつに生産管理があります。生産管理は、品質の良いものを、原価を抑え、最短でつくることを目的としています。

しかし、製造業の生産工程は複数の要素で成り立っており、生産管理が担う範囲は、製品・部品などの需要予測から、生産計画の作成、調達・購買、工程管理、品質管理、在庫管理と多岐にわたります。

したがって、多くの企業では独自の管理システムが稼働しているほか、業務そのものも属人的なものとなり、新たなシステムの導入や業務の改善などが困難となっている現状があります。

ネクスタは、こうした課題を解決し、製造業の生産性を向上させるため、生産管理SaaS「スマートF」を提供しています。

「スマートF」の特徴は、カスタマイズ不要で導入できること、現場に精通したスタッフにより導入から業務改善を支援するコンサルティングを提供していることです。

デジタル化は、これまで非効率的だった業務を大幅に効率化してくれる可能性があります。企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なソリューションを探すことが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また抜本的なシステム投資においては資金調達の実施も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達ノウハウについても詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB SaaS クラウド システム スマートF ネクスタ ノーコード ものづくり 原価管理 受注管理 品質管理 在庫管理 工程管理 株式会社 生産管理 発注管理 製造業 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

女性限定チャット相談サービス「メンヘラせんぱい」開発・提供の「メンヘラテクノロジー」が資金調達
2021年3月9日、株式会社メンヘラテクノロジーは、資金調達を実施したことを発表しました。 ”幸せに病める世界をつくる”を目標に、女性限定のチャット相談サービス「メンヘラせんぱい」の開発・運営を行って…
D2CブランドやD2Cソリューション事業の「Brandit」が資金調達
2021年4月12日、株式会社Branditは、資金調達を実施したことを発表しました。 インフルエンサーを起用したD2Cブランド「TRUNC 88」や、生産から物流までをワンストップで提供するD2Cソ…
「SDFキャピタル」のスタートアップ・デットファンドがセカンドホームのサブスクリプションサービス「SANU 2nd Home」を展開する「Sanu」に融資実行
2023年3月31日、SDFキャピタル株式会社は、運営するスタートアップ・デットファンドを通じ、株式会社Sanuに融資実行したことを発表しました。 Sanuは、セカンドホームのサブスクリプションサービ…