「小規模事業者持続化補助金」第13回締切分の補助事業者が採択

subsidy

2023年11月27日、中小企業庁は、令和4年度補正予算「小規模事業者持続化補助金(第13回締切分)」の採択発表を行いました。

小規模事業者等が、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、販路開拓等の取組や、地道な販路開拓等と併せて行う業務効率化の取組を支援するため、経費の一部を補助するものです。

採択事業者

2023年3月10日から募集を開始しており、2023年9月7日に第13回公募分を締め切りました。

申請のあった15,308件について外部有識者による厳正な審査を行った結果8,729件の採択事業者を決定しました。


「小規模事業者持続化補助金」は、小規模事業者の販路開拓を支援する補助金です。

対象経費は、販路開拓のための、チラシ・パンフレット、ホームページやウェブ広告、店舗の改装、展示会の出展、新商品の開発費用などです。

また、「持続的な経営」に向けた経営計画を作成した上で行う販路開拓を支援する補助金であるため、「経営計画」の策定は必須です。

「販路開拓」という要件がありますが、幅広い費用を補助対象として申請できるため、事業者にとって利便性の高い補助金といえます。

通常の支援プログラムでは、販路拡大にかかわるプロジェクトに最大で50万円の支援が提供されます。更に、「賃金引き上げ枠」「卒業枠」「後継者支援枠」(アトツギ甲子園のファイナリストなど)、「創業枠」では最大200万円の支援が受けられます。

また、「インボイス枠」では、インボイスを発行する事業者として登録すれば、追加で50万円の支援が受けられます。

小規模事業者は、インボイス制度の導入や物価上昇、賃金の引き上げといった課題に直面しています。さらに、コロナ禍によって経営に影響を受けていることから、売上拡大を実現する販路開拓などに戦略的に取り組むことが極めて重要です。

「小規模事業者持続化補助金」は、こうした小規模事業者の取り組みを支援するものであり、戦略的に有効活用し、成長に結びつけることが肝要です。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

カテゴリ 公募
関連タグ 中小企業庁 小規模事業者 小規模事業者持続化補助金 採択 補助事業
詳細はこちら

令和4年度補正予算「小規模事業者持続化補助金(第13回締切分)」の補助事業者が採択されました

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【中小企業庁】令和8年度 中小企業・小規模事業者・地域経済関係 概算要求のポイント
中小企業庁は、令和8年度 中小企業・小規模事業者・地域経済関係における概算要求等のポイントをまとめた資料を公開しました。 基本的な課題認識と対応の方向性 ・米国関税、物価高、構造的な人手不足等、厳しい…
図面管理システム「ズメーン」を提供する「Fact Base」が9億円調達
2024年2月5日、株式会社Fact Baseは、総額9億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Fact baseは、図面管理システム「ズメーン」を開発・運営しています。 見積書・工程指南書・検…
中小M&A後の統合作業(PMI)に係る実証事業の参加企業を募集
2023年9月4日、中小企業庁は、中小M&A後の統合作業(PMI)に係る実証事業の参加企業を募集することを発表しました。 中小企業庁は、M&A成立後の経営や事業の統合作業(PMI)やその支援の在り方に…
重点支援地方交付金が拡充 推奨事業メニューに「中小企業・小規模事業者の賃上げ環境整備」が新たに追加
総合経済対策と令和7年度補正予算が閣議決定されたことを踏まえ、中小企業庁は、認定支援機関・地方公共団体に向けた情報発信を行っています。 2025年11月21日(金)に「『強い経済』を実現する総合経済対…
「小規模事業者持続化補助金<一般型・災害支援枠>」第7次公募の採択事業者が決定
「小規模事業者持続化補助金」第7次公募の採択事業者が発表されました。 令和6年能登半島地震・令和6年奥能登豪雨により被害を受けた小規模事業者等が行う事業再建の取組を支援する補助金です。 概要 第7次公…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集