【東京都】「中小企業人材確保のための奨学金返還支援事業」助成金

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公益財団法人東京しごと財団は「中小企業人材確保のための奨学金返還支援事業」について発表しました。

建設・IT・ものづくり分野の都内中小企業等に対し、将来中核人材となりうる技術者の確保と定着を支援するため、企業等と東京都が協力し、大学生等が貸与を受けている奨学金返還費用の一部を助成します。

奨学金の貸与を受けている大学生等が都内中小企業等に技術者(正規雇用労働者)として就職し、1年間継続して勤務した場合、中小企業等と東京都が1/2ずつ負担して奨学金返還費用相当額の一部を3年間にわたり助成する事業です。

企業負担金額

①~③までのうち、希望する額を登録申込時に選択してください。選択する額について3年間にわたって、東京都が同額を負担します。

登録者を採用しない場合、企業の負担は発生しません。

登録者(大学生等)1名に対して、

① 15万円(年5万円×3年)
② 36万円(年12万円×3年)
③ 75万円(年25万円×3年)

※登録者への助成額は中小企業等と都の合算であり、3年間で①30万円、②72万円、③150万円です。

登録企業募集期間

2023年2月8日(水)から2023年12月20日(水)17:00


日本学生支援機構「令和2年度 学生生活調査結果」によると、大学生の約半数が奨学金を借りていることがわかります。

また、労働者福祉中央協議会「奨学金や教育費負担に関するアンケート調査」(2018年8~11月調査)によると、借入金額の中央値は285万6,000円で、返済額の中央値は1万4,976.3円となっています。

返済額はそう大きな金額ではないものの、就職直後は新生活で出費が多くなりがちであり、また給与が充分でないことも多く、奨学金の返済は大きな負担として新社会人にのしかかってきています。

「中小企業人材確保のための奨学金返還支援事業」は、奨学金の貸与を受けている大学生に対し、中小企業と東京都が奨学金返済費用相当額の一部を助成することで、新卒人材の負担を軽減すると同時に、企業の新卒採用を支援する事業です。

専用のサイトに助成金制度を利用できる企業として登録されるため、通常の求人とは違うルートで学生からの応募が得られるという点も特徴のひとつです。

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