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子どものための運動教室「LUMO」や就労支援事業「LUMO+」を手がける「Gotoschool」が4,000万円調達

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2023年11月17日、株式会社Gotoschoolは、4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Gotoschoolは、子どものための運動教室「LUMO」や、就労支援事業「LUMO+」を手がけています。

「LUMO」は、運動特化型児童発達支援/放課後等デイサービスです。

発達障害児童を対象とした独自の運動療育プログラムを開発・提供しています。

2023年11月現在、東京都に4校舎、埼玉県に1校舎、兵庫県西宮市・尼崎市・神戸市に8校舎、大阪府阿倍野区に1校舎を運営しています。

2024年7月までに、29校舎、2025年7月に49校舎の展開を予定しています。

今回の資金は、「LUMO」の出店加速化、就労支援事業「LUMO+」の立上げ推進、IPOに向けた管理体制の強化に充当します。


近年、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害(LD)など、発達障害に関する理解と認知が深まっています。

そしてソーシャルインクルージョン(社会的包摂)の観点と融合し、発達障害への受け入れ態度の変化につながっています。

政府の取り組みとしては、2012年に改正児童福祉法が施行され、障害のある未就学児を対象とした総合的な支援を提供する児童発達支援センターが設立されました。福祉型児童発達支援センターは、2017年10月時点で全国に528か所、医療型児童発達支援センターは99か所が設置されています。

就学児童に対しては、放課後等デイサービスとして、放課後や長期休暇中において継続的な訓練などを提供する事業所が2017年10月時点で全国に約1.1万か所存在しています。

こうしたサービスの拡充に伴い、放課後等デイサービスでは民間企業の参入も進み、多様な特徴を持つサービスが提供されています。

療育とは、障害のある子どもや、その可能性がある子どもに対し、個々人の発達状況や障害の特性に応じて、現在の困難の解決と、将来的な自立・社会参加のための支援を行うものです。

Gotoschoolは、医師監修の独自運動プログラムを用い、運動を通じた療育を提供しています。

社会課題をビジネスで解決するには多くの困難がつきまといますが、意義のある大きな取り組みです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、さまざまな起業家のインタビューを掲載しています。先人がどのように困難を乗り越えてきたかを知ることは、ビジネスの成長につながるはずです。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
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