注目のスタートアップ

インバウンド接客をDXする「QRコンシェルジュシリーズ」を展開する「キュリネス」が2.4億円調達

company

2023年9月13日、株式会社キュリネスは、総額2億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

キュリネスは、インバウンドの接客現場の効率化と売上向上を実現する「QRコンシェルジュシリーズ」を展開しています。

「簡単導⼊」「すぐに利⽤可能」「ダウンロード不要」を特徴としたスマートフォンアプリにより接客現場のデジタル化を推進し、インバウンド接客効率化などの現場の課題解決と収益性の向上を実現するサービスです。

ホテル・旅館向け「QRHOTEL」、観光地・自治体向け「QRCITY」、スキー場向け「QRSKI」、百貨店・ショッピングモール向け「QRMALL」、駅・空港等の交通ターミナル向け「QRTERMINAL」、レストラン等の飲食店向け「QRRESTAURANT」を展開しています。

今回の資金は、「QRコンシェルジュシリーズ」を中心とする自社サービスプロダクトの追加開発と、営業・マーケティング組織の強化に充当する予定です。


2019年の訪日観光客数は3,119万人と過去最高を更新し、その消費額は4兆8,135億円にものぼりました。

観光・宿泊業界はこの高いインバウンド需要を受けて成長し、コロナ禍が落ち着いた現在、訪日観光客の姿も急速に戻りはじめており、2019年以上の実績を上げるのも時間の問題であると考えられます。

一方、観光業界やその周辺業界は、高いインバウンド需要によって人手不足が課題となっており、業務効率化とホスピタリティ向上を両立する取り組みが重要となっています。

とくに日本は国際的に利用されている言語である英語を使うことができる人材が限られており、訪日観光客に適切な接客ができないという事業者がいくつも見られます。

キュリネスは、こうした訪日観光客を対象とした接客を行う現場を対象に、接客の効率化と収益向上を実現するスマートコンシェルジュサービス「QRコンシェルジュシリーズ」を提供しています。

株式会社キュリネスのコメント

このニュースを受けまして、株式会社キュリネスよりコメントが届きました。

株式会社キュリネス
所在地:東京都港区虎ノ門 1丁目 17番 1号虎ノ門ヒルズビジネスタワー5階
代表取締役:花 東江(カ トウコウ)
事業内容
・訪日観光客向けスマートコンシェルジェサービスの開発・販売
・マーケティング・販促支援ソフトウェアの開発
・観光・地方創生業界向けのコンサルティング・業務支援


花 東江(カ トウコウ)
株式会社キュリネス 代表取締役
中国南京理工大学卒業、長江商学院 EMBA。
2004年にSEとして来日、2007年にイー・ビジネス起業。
ITソリューション事業を中心にイービジネスの事業を拡大し、近年自社サービスとして観光・エンターテイメント領域で事業を立ち上げる。
2023年、キュリネス設立。
DX x クロスボーダーを理念に、世界の相互コミュニケーションより深めることに努めている。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

自社サービスプロダクトの追加開発と営業・マーケティング組織の強化

・今後の展望を教えてください。

インバウンド業界への展望
日本の観光立国推進を後押ししていきたいと考えています。

今後インバウンドの市場規模は年間6兆円から10兆円を超える市場へ拡大するものと考えており、関連事業は長期的にも見ても成長性の高い市場と考えています。

当面は、Tサービスを活用した目先の接客現場の人手不足の課題解決を推進し、長期的にはインバウンド産業全体の収益の最大化を目指したいと思います。

今後は、ユーザー目線での旅ナカの体験度を高める観光リソースを結びつける企画等も立案し「日本を旅する」ことのブランド力の強化の役立てればと思っています。

企業としての展望
QRコンシェルジュというスマート接客DXツールで市場No.1を狙い、インバウンドサービスのプラットフォーマーを目指しています。

・読者へのメッセージをお願いします。

インバウンド接客現場の課題解決にご興味がございましたら、是非弊社までご連絡くださいませ。

事業の成長には、戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との連携などが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB QRコンシェルジュシリーズ インバウンド キュリネス サービス業 効率化 接客 現場 観光 観光客 訪日観光客 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

オフィスのデッドスペースとそこでサービスを提供したい事業者をマッチングする「Officefaction」が2,600万円調達
2022年2月22日、株式会社Officefactionは、総額2,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。 オフィスのデッドスペースとそこでサービスを提供したい事業者をつなぐマッチングプラ…
長距離・重量物搭載ドローン向け動力システムを開発する「エアロディベロップジャパン」が資金調達
2023年2月1日、エアロディベロップジャパン株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、クラッチメーカーの株式会社エフ・シー・シーです。 エアロディベロップジャパンは、長距離・重量…
宇宙ベンチャーの「Space BD」が3.8億円調達
2019年10月21日、Space BD株式会社は、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 宇宙ベンチャーとして、商業的なアプローチにより宇宙産業の発展への貢献を目指しています…
スマート見守りプラットフォーム開発・提供の「otta」が資金調達
2021年12月10日、株式会社ottaは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、本田圭佑氏が率いるKSK Angel Fund LLCです。 スマート見守りプラットフォームを開発・運営し…
スポーツ・ウェルネスD2Cの「TENTIAL」が資金調達
2020年7月1日、株式会社TENTIALは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社アカツキや、プロ・テニス・プレイヤーの西岡良仁選手などです。 スポーツ・メディア「SPOSHIR…

大久保の視点

「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
(2024/3/19)
明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2024/3/13)
Coral Capitalが虎ノ門ヒルズで「Startup Aquarium 2024」を開催。VCが大規模キャリアイベント
ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま…
(2024/3/2)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】