創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年9月7日光コム3次元センサーを手がける「XTIA」が4.8億円調達

2023年9月4日、株式会社XTIAは、総額約4億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
XTIAは、光コム(OptoComb)の産業応用に世界で初めて成功し、自動検査をはじめ数多くのものづくり現場に光コム3次元センサーを展開しています。
2016年に世界初の光コム技術を使った三次元形状測定器をリリースし、ものづくりの最先端の現場に光コム技術を応用した最適なソリューションを提供しています。
今回の資金は、新技術の開発、海外展開に向けた体制強化に充当します。
光コムとは、周波数スペクトルが等間隔櫛状に並んだ特殊なレーザーです。周波数と時間を測る、世界でもっとも精度の高いものさしとも呼ばれています。
光コムの概念は、XTIA現取締役の興梠元伸氏が1993年に発見したもので、氏は光コムの第一人者として研究を続けてきました。
パルス波を照射し、その光が跳ね返って戻ってくる時間を測ることで、対象の物体までの距離を求めることができます。パルス波を利用した測定は、物理的な巻尺などが利用できない場所や長距離などにおいて距離を測ることが可能であり、さまざまなシーンで活用されています。
一方、この測定法は一般的に精度が低いことが課題となっています。
興梠氏は、光コムで距離を高精度に測定するための技術の開発に成功しています。この技術は既存のパルス波による測定法の5万倍の精度を実現しているといいます。
XTIAは、この光コムによる測定技術を応用し、立体の形状を測定する光コムセンサーを開発し、世界で初めて光コム技術の産業応用に成功しています。
ビジネスのさらなる成長には戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | 3次元センサー BtoB OptoComb XTIA ものづくり 三次元形状測定器 光コム 技術 株式会社 測定 自動検査 製造業 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2024年8月23日、AVITA株式会社は、総額13億7000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AVITAは、アバター接客サービス「AVACOM」や、アバターAIロープレ支援サービス「アバ…
2023年5月23日、OLTA株式会社は、岡崎信用金庫と資本業務提携を締結したことを発表しました。 OLTAは、オンライン型ファクタリングサービス「OLTAクラウドファクタリング」を提供しています。 …
2025年4月17日、株式会社Knowhereは、総額4億8000万円の資金調達を発表しました。 Knowhereは、スポーツにおいてテクノロジー活用を推進するソフトウェアやアプリケーションの企画・開…
2019年12月3日、株式会社GRCSは、総額1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 GRC(ガバナンス・リスク管理・コンプライアンス)領域の課題を解決するソリューションを提供して…
2022年3月1日、クリアーション株式会社は、総額150万ドル(約1.7億円)の資金調達を実施したことを発表しました。 また、米国法人Kreation Verse Inc.の設立も併せて発表しました。…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…