「65歳超雇用推進助成金」

subsidy

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)は「65歳超雇用推進助成金」を実施しています。

高年齢者が意欲と能力のある限り年齢に関わりなく働くことができる生涯現役社会を実現するため、65歳以上への定年引上げや高年齢者の雇用管理制度の整備、高年齢の有期契約労働者の無期雇用への転換を行う事業主に対して助成するものです。

2023年6月26日に、雇用関係助成金支給要領が改正され、支給対象事業主の要件が変更となりました。

「共通要領 0300 支給要件 0201 支給対象事業主等」
新 雇用保険適用事業所の事業主(支給申請日及び支給決定日の時点で雇用保険被保険者が存在する事業所の事業主であること)
旧 雇用保険適用事業所の事業主(雇用保険被保険者が存在する事業所の事業主であること)

高年齢者無期雇用転換コース

50歳以上かつ定年年齢未満の有期契約労働者を無期雇用労働者に転換させた事業主に対して国の予算の範囲内で助成金を支給します。

支給額

対象労働者1人あたり48万円(中小企業事業主以外は38万円)を支給します。
1支給申請年度1適用事業所あたり10人までを上限とします。

高年齢者評価制度等雇用管理改善コース

高年齢者の雇用推進を図るための雇用管理制度の整備(賃金・人事処遇制度、労働時間、健康管理制度等)にかかる措置を実施した事業主に対して助成する制度です。

支給額

支給対象経費に60%(中小企業事業主以外は45%)を乗じた額。


シニア人材活用について、詳しくはこちらの記事を>>
シニア人材活用に向けたポイントとは。シニア人材の特性と活用するための取組みを紹介
創業手帳では、ご自身に合わせた補助金・助成金をメールでお知らせする『補助金AI』をリリース。無料ですので、『補助金ガイド』とともにご活用ください!


補助金AI


補助金ガイド


日本の少子高齢化は深刻な課題となっています。さまざまな業界で人手不足が問題となっており、この問題を解決するためにはシニア人材の活用が重要です。

政府は、2021年4月1日に「高年齢者雇用安定法」を改正し、事業者に高年齢者の雇用を継続する措置を講じるよう義務付けました。この措置には、定年年齢の引上げ、定年制の廃止、継続雇用制度の導入、業務委託契約の締結、社会貢献事業への従事などがあります。

企業にとってもシニア人材の活用は人手不足対策のために重要な取り組みです。政府が提供する「65歳超雇用推進助成金」を活用することで、シニア人材の受け入れに向けた体制を整備することができます。

また、シニア人材は、豊富な経験と知識を有しており、企業にとって貴重な財産となります。企業は、シニア人材の活用を積極的に進めることで、人手不足対策に取り組むとともに、企業の活性化を図ることができるでしょう。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」をリリースしました。こちらもご活用ください。

また、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 65歳超雇用推進助成金 シニア人材 助成金 独立行政法人 雇用 高年齢者無期雇用転換コース 高年齢者評価制度等雇用管理改善コース 高齢・障害・求職者雇用支援機構
詳細はこちら

助成金

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【農林水産省】令和6年度「持続的生産強化対策事業」第3次公募
農林水産省は、令和6年度「持続的生産強化対策事業」の第3次公募について発表しました。 今回の公募の対象事業は、持続的生産強化対策事業のうち次の事業です。 全国公募事業 (1)果樹農業生産力増強総合対策…
「特定求職者雇用開発助成金(就職氷河期世代安定雇用実現コース)」
「特定求職者雇用開発助成金(就職氷河期世代安定雇用実現コース)」のご案内です。 いわゆる就職氷河期に正規雇用の機会を逃したこと等により、十分なキャリア形成がなされず、正規雇用に就くことが困難な方をハロ…
令和5年度「グリーンスローモビリティ導入促進事業」2次公募(補助金)
一般社団法人地域循環共生社会連携協会は、令和5年度「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(地域の公共交通×脱炭素化移行促進事業のうち、グリーンスローモビリティの導入促進事業)」の2次公募について発表し…
「安定的な木材確保体制整備事業」補助金
2023年5月30日、国土交通省は「安定的な木材確保体制整備事業」の公募を開始したことを発表しました。 地域の中小工務店等が質の高い木造住宅を整備するため、中小工務店や木材関連事業者等が連携して行う安…
令和5年度「強い農業づくり総合支援交付金(生産事業モデル支援タイプ)」5回目公募
農林水産省は、令和5年度「強い農業づくり総合支援交付金(生産事業モデル支援タイプ)」の5回目公募について発表しました。 地域農業者の減少や天候不順の多発等を克服しながら国産品への需要を満たす生産・供給…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集