注目のスタートアップ

再生医療事業・細胞培養事業を展開する「ルミライズ」が資金調達

company

2023年7月21日、株式会社REVOLUTIONは、株式会社ルミライズが実施する第三者割当増資を引き受けることを決定したことを発表しました。

ルミライズは、再生医療事業や、細胞培養事業を手がけています。

長年の研究により、間葉系細胞のなかから素晴らしい細胞群を抽出することに成功しています。

その細胞群を「スーパー細胞」と名付け、人間と動物の医療に貢献するための研究開発を行っています。

REVOLUTIONは、不動産・投資・資産運用事業を展開しています。


再生医療とは、人体が持っている自己修復力を上手く引き出し、欠損した部分などを回復させる医療です。

いくつかの手法がありますが、多くの人に知られているのが、iPS細胞やES細胞などの多能性幹細胞を利用する再生医療です。

多能性幹細胞は、多くの細胞に分化(機能的な変化)できるため、理論上は身体を構成するすべての組織や臓器をつくることが可能です。そのため患者から採取した細胞から多能性幹細胞を作り出すことができれば、拒絶反応のない移植用組織・臓器を作り出し、それを用いて治療を行うことができます。

一方、ヒト向けの再生医療の実用化のためには、臨床試験を経て安全性を確認し承認される必要があり、計画は想定よりも遅れています。iPS細胞は分化の段階で細胞ががん化することが課題となっており、この課題解決に向けた研究開発が進められています。

こうしたなか、新たに注目されているのが体性幹細胞です。体性幹細胞は身体のさまざまな場所に存在する幹細胞です。この幹細胞はiPS細胞やES細胞のようにどのような細胞にも分化できるというものではなく、造血幹細胞は血液の細胞に、神経幹細胞は神経系の細胞に分化すると役割が決まっていると考えられていました。

しかし近年、骨髄中から採取される間葉系幹細胞は、iPS細胞のような多分化能を持つことが明らかとなり、再生医療などの領域で大きな注目を集めています。

企業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ REVOLUTION スーパー細胞 ルミライズ 再生医療 株式会社 資金調達 間葉系細胞
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「ZENKIGEN」がマネージャーとメンバーの関係性を定量化する1on1改善サポートAI「revii」をリリース
2021年11月17日、株式会社ZENKIGENは、「revii(リービー)」の提供を開始することを発表しました。 「revii」は、動画解析AIにより、マネージャーとメンバーの関係性を定量化し1on…
オンラインで弔電・香典を送ることができるプラットフォーム「itowa」を提供する「Swell」が資金調達
2024年2月20日、株式会社Swellは、総額9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Swellは、お悔やみプラットフォーム「itowa(いとわ)」と、お祝いやお悔やみの場面における…
コストコ専門のネットスーパー「SocToc」開発の「WeCanDoIt」が3,500万円調達
2022年12月9日、株式会社WeCanDoItは、総額3,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 WeCanDoItは、会員制倉庫型店Costco(コストコ)の食料品や日用品を専門に扱う…
高度環境制御ハウスを用いた機能性トマトの生産に取り組む「ゼブラグリーンズ」が資金調達
2022年10月12日、株式会社ゼブラグリーンズは、資金調達を実施したことを発表しました。 ゼブラグリーンズは、機能性成分が豊富な品種に着目し、生産・流通・消費・健康のバリューチェーンを構築することを…
小売業界DXの「フェズ」が11.5億円調達
2021年10月13日、株式会社フェズは、総額約11億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 逆算型OMOプラットフォーム「Urumo OMO」や、データ可視化による小売事業者の売上げ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集