創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年7月26日再生医療事業・細胞培養事業を展開する「ルミライズ」が資金調達

2023年7月21日、株式会社REVOLUTIONは、株式会社ルミライズが実施する第三者割当増資を引き受けることを決定したことを発表しました。
ルミライズは、再生医療事業や、細胞培養事業を手がけています。
長年の研究により、間葉系細胞のなかから素晴らしい細胞群を抽出することに成功しています。
その細胞群を「スーパー細胞」と名付け、人間と動物の医療に貢献するための研究開発を行っています。
REVOLUTIONは、不動産・投資・資産運用事業を展開しています。
再生医療とは、人体が持っている自己修復力を上手く引き出し、欠損した部分などを回復させる医療です。
いくつかの手法がありますが、多くの人に知られているのが、iPS細胞やES細胞などの多能性幹細胞を利用する再生医療です。
多能性幹細胞は、多くの細胞に分化(機能的な変化)できるため、理論上は身体を構成するすべての組織や臓器をつくることが可能です。そのため患者から採取した細胞から多能性幹細胞を作り出すことができれば、拒絶反応のない移植用組織・臓器を作り出し、それを用いて治療を行うことができます。
一方、ヒト向けの再生医療の実用化のためには、臨床試験を経て安全性を確認し承認される必要があり、計画は想定よりも遅れています。iPS細胞は分化の段階で細胞ががん化することが課題となっており、この課題解決に向けた研究開発が進められています。
こうしたなか、新たに注目されているのが体性幹細胞です。体性幹細胞は身体のさまざまな場所に存在する幹細胞です。この幹細胞はiPS細胞やES細胞のようにどのような細胞にも分化できるというものではなく、造血幹細胞は血液の細胞に、神経幹細胞は神経系の細胞に分化すると役割が決まっていると考えられていました。
しかし近年、骨髄中から採取される間葉系幹細胞は、iPS細胞のような多分化能を持つことが明らかとなり、再生医療などの領域で大きな注目を集めています。
企業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | 再生医療 株式会社 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年1月14日、ユーザーライク株式会社は、総額21億円の資金調達を実施したことを発表しました。 花のサブスクリプションサービス「ブルーミー(bloomee)」を運営しています。 2022年1月現…
2023年8月30日、株式会社エー・スター・クォンタムは、総額約7億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エー・スター・クォンタムは、従来の科学では解決困難な社会的課題を最適化するこ…
2020年7月29日、ワンダーラボ株式会社は、2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社小学館です。 ワンダーラボは、STEAM教育領域において、思考力育成アプリ「…
2023年11月15日、Terra Motors株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Terra Motorsは、電気自動車(EV)向けの充電サービス「Terra Charge」や、アジ…
2022年6月20日、ArchiTek株式会社は、総額約11億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ArchiTekは、エッジ側でのAI処理と画像・音声処理を行うエッジAIプロセッサ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

