注目のスタートアップ

製造業向けAI見積支援システム「匠フォース」を提供する「匠技研工業」が2.1億円調達

company

2023年6月28日、匠技研工業株式会社(旧:株式会社LeadX)は、総額2億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

匠技研工業は、製造業向けAI見積支援システム「匠フォース」を提供する東大発ベンチャーです。

「匠フォース」は、中小製造業向けのAI見積支援システムです。図面管理・案件管理・見積書発行まで一気通貫で支援しています。

また、各社の経営思想を反映させた見積業務を行えるよう、プログラミング不要で柔軟にカスタマイズが可能です。

今回の資金は、人材採用、プロダクト開発、拡販施策に充当します。


国内のものづくりはバブル崩壊後内需が落ち込み、拠点の海外移転が進み技術が失われたほか、新興国の台頭もあり、急速に衰退していきました。

しかし現在の製造業も国内GDPの2割弱を占めており、基幹産業のひとつともいえる存在であることには変わりありません。

そのため製造業では今後持続的に発展していくための体制を構築することが求められています。とくに製造業の99%は中小企業が占めていますが、2019年度は約67%の中小製造業が赤字に陥っているため、中小企業の経営体力を向上させることが喫緊の課題となっています。

また近年、多くの業界で効率化や事業の高度化のためにテクノロジーの活用が進められています。製造業はデジタル化が遅れている業界のひとつであるため、こうしたデジタル化も推し進めることが重要です。

匠技研工業は、中小製造業において大きな業務負担となっている見積業務において、デジタル化を実現する「匠フォース」の提供を通じ、中小製造業の変革に貢献しています。

デジタル化は大企業が実施するものだと思っている中小企業は多いのですが、中小企業でも簡単に導入でき、さらに経営を改善してくれる中小企業向けのサービスも多数存在します。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

また、経営改善のためには野心的な設備投資も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI LeadX システム ものづくり 中小企業 中小製造業 匠フォース 図面 工場 支援 株式会社 案件 町工場 製造業 見積 見積もり 見積書 資金調達 部品メーカー
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

不動産取引プラットフォーム「カナリー」運営の「BluAge」が12億円調達
2021年9月29日、株式会社BluAgeは、総額約12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 不動産仲介業者の業務をデジタル化する業務効率化ソリューション/お部屋探しアプリ「カナリー(CANA…
内視鏡の画像診断支援AIを開発する「AIメディカルサービス」が80億円調達
2022年4月26日、株式会社AIメディカルサービスは、総額80億円の資金調達を実施したことを発表しました。 がん関連病変の内視鏡検査で、専門医の診断を支援するAIシステムを開発しています。 2022…
スポーツ・ビジネスのPR・採用プラットフォーム運営の「HALF TIME」が1億円調達
2020年7月9日、HALF TIME株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 スポーツ・ビジネスの専門メディア「HALF TIME(ハーフタイム)マガジン」や、スポーツ・ビジネ…
セールスコンサルティングサービスを提供する「Grand Central」が8.9億円調達
2024年12月11日、株式会社Grand Centralは、総額8億9000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Grand Centralは、営業領域に特化したコンサルティングサービスを提…
Web3関連コンサルティングなどWeb3事業を展開する「HashPort」が9億円調達
2023年1月20日、株式会社HashPortは、総額約9億円の資金調達を実施したことを発表しました。 HashPortは、ブロックチェーンプロダクト・暗号資産の信頼性についてのシステム監査・新規取扱…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集