【東京都】令和5年度第1回「事業承継支援助成金」

subsidy

公益財団法人東京都中小企業振興公社は、令和5年度第1回「事業承継支援助成金」について発表しました。

事業承継、経営改善を実施する過程において活用する外部専門家等に委託して行う取り組みに対し、その経費の一部を助成することにより、都内中小企業の持続的な成長・発展に向けた新たな事業展開に寄与し、もって円滑な事業承継、経営改善につなげていくことを目的とする事業です。

助成対象事業

「Aタイプ(後継者未定)」
第三者への事業譲渡(M&A等)に向けた取り組み。

「Bタイプ(後継者決定)」
後継者への事業承継(譲渡)に向けた取り組み。

「Cタイプ(企業継続支援)」
令和4年度の企業継続支援を受けて実施する、事業承継・経営・改善などの取り組み。

「Dタイプ(譲受支援)」
取引先の事業又は株式の譲受に向けた取り組み。

助成限度額

200万円(下限額20万円)

申請エントリー期間

2023年6月16日(金)から2023年7月14日(金)17:00まで


国内企業の99.7%は中小企業であり、そのうち半数以上は60歳以上の経営者によって率いられています。

高齢化に伴い、経営者の引退が増加しています。引退によりこれまで築いた経験・資源・雇用などが失われることがないよう、次世代の経営者に引き継ぐことが重要です。

しかしながら、中小企業庁の「2021年版 中小企業白書」によると、60代経営者の後継者不在率は48.2%、70代は38.6%、80代以上は31.8%にのぼっています。

高齢の経営者が経営する企業においても、後継者がいない企業が3割以上と多数存在しているため、事業承継に関して具体的な対策が必要となっています。

このような中、近年注目を集めているのが、M&Aを利用した第三者承継です。一方で、M&Aによる事業承継は、完全な第三者に引き継ぐことになるため、円滑な事業承継を行うためには、特別な取り組みが必要となります。

「事業承継支援助成金」は、事業承継にあたって外部の専門家などに依頼する際に助成金がもらえる事業です。事業承継を円滑に進めるには専門家の力を借りることが重要であるため、この助成金を活用し、戦略的に事業承継に取り組みましょう。

事業継承は、起業のひとつの方法として注目されています。しかし事業継承はゼロからの起業とはまた違ったノウハウが必要となります。創業手帳は、無料で創業コンサルティングを行っています。また、起業家や専門家の生の声をもとに記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」も無料で発行しております。ぜひご活用ください。

また、事業承継後、経営発展のためには資金調達も重要です。「資金調達手帳」では、公的融資の活用法や、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 中小企業 事業承継 事業承継支援助成金 事業譲渡 公益財団法人 専門家 後継者 成長 東京都 東京都中小企業振興公社 経営改善
詳細はこちら

令和5年度 第1回事業承継支援助成金

事業承継手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

令和7年度「歴史的資源を活用した観光まちづくり推進事業(事業化支援及びモデル創出)」専門家による伴走支援
国土交通省観光庁は、令和7年度「歴史的資源を活用した観光まちづくり推進事業(事業化支援及びモデル創出)」の公募について発表しました。 地域における歴史的資源を活用した観光まちづくりの取組の進捗に合わせ…
【9月18日】起業家むけ「気になるニュース」まとめ
9月18日のニュースの中から、起業家がチェックしておきたいニュースをまとめました。 上半期のVC投資総額1000億円超え スタートアップに追い風 ベンチャーエンタープライズセンターの調査で、2019年…
「面的地域価値の向上・消費創出事業」補助金 2次募集が開始
中小企業庁は、令和4年度第2次補正予算「面的地域価値の向上・消費創出事業」の2次募集を開始したことを発表しました。 コロナ禍による来街者ニーズの多様化や、足元の円安メリットを活かしたインバウンドの回復…
「中小企業海外ビジネス人材育成塾」(受講無料)
日本貿易振興機構(JETRO)は、「中小企業海外ビジネス人材育成塾」の受講者を募集しています。 すでに輸出実績や英語による商談経験がある海外営業担当者が、海外売上の継続・拡大を目指すための「攻め」の営…
令和6年能登半島地震「中小企業特定施設等災害復旧費補助金(なりわい再建支援事業)」福井県計5者に対して交付決定
2024年11月27日、中小企業庁は、令和6年能登半島地震「中小企業特定施設等災害復旧費補助金(なりわい再建支援事業)」の交付決定を行ったことを発表しました。 令和6年能登半島地震「中小企業特定施設等…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集