注目のスタートアップ

水問題の構造的な解決を目的に小規模分散型水循環システムを開発する「WOTA」が資金調達

company

2023年6月19日、WOTA株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

WOTAは、水インフラの新たなスタンダードとして、小規模分散型水循環システムの技術実証や事業化に向けた取り組みを行っています。

2022年5月には、包括的な水利用を可能にする世界初の住宅向け水再利用システムの実証に成功しています。

2023年には、島嶼地域・過疎地域の複数自治体や、海外島嶼国において住宅向けの小規模分散型水循環システムの導入実証を開始する計画です。

すでに、持ち運べる水再生プラント「WOTA BOX」・水循環型手洗いスタンド「WOSH」の2つの製品を上市しています。

今回の資金調達により、住宅向け「小規模分散型水循環システム」の量産開発の着手と社会実装を開始します。


世界的な気候変動により、世界各地では干ばつや猛暑が深刻化し、それに伴い水不足の地域も増加しています。

水は人間が飲むためにも、食料を生産するためにも利用する、生きるために欠かせない重要な資源です。もし水不足が深刻化すると、水のある地域との紛争といった問題に発展する可能性もあります。

水不足は今後さらに深刻化し、2050年には約97億人になるとされる世界人口のうち、約半数が水不足に陥り、4人に1人は慢性的な水不足の影響を受けると予測されています。

こうした水不足を解決するには、テクノロジーの力を最大限に活用することも重要です。

たとえば、生活排水の再利用や水の循環利用は、多様な環境において水不足を解決できる可能性があります。

WOTAは、人間が使用して汚れてしまった排水をもう一度使用可能な水へと変える「小規模分散型水循環システム」により、水不足や環境汚染など、水に関するさまざまな課題を解決することを目指しています。

テクノロジーによって社会課題を解決することを目指すビジネスでは、研究開発に必要となる資金をどう調達するかが問題となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ WOTA WOTA BOX インフラ トイレ 再生 処理 出資 利用 小規模分散型水循環システム 循環 技術実証 株式会社 殺菌 水インフラ 水不足 水処理 水問題 水循環 浄水 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

虚血性脳卒中に対する神経保護薬などを開発する「CrestecBio」が資金調達
2023年5月9日、CrestecBio株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社Newsight Tech Angelsです。 CrestecBioは、筑波大学で研究開発…
ものづくりブランドをM&Aで承継し成長実現に取り組む「forest」が15億円調達
2023年5月17日、forest株式会社は、総額約15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 forestは、日本のものづくりブランドをM&Aで承継し、さらなる成長を実現する事業を展開していま…
DAOメンバーの貢献度を可視化するツールを開発する「Unyte」が資金調達
2023年2月15日、株式会社Unyteは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、East Venturesです。 Unyteは、DAO(自律分散型組織)メンバーの貢献度を可視化するツール…
APIセキュリティベンダー「Authlete」が5億円調達
2023年4月4日、株式会社Authleteは、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、SBIデジタルアセットホールディングス株式会社です。 Authleteは、OAuth(A…
バーチャルカラオケSNS「topia」運営の「アンビリアル」が5.5億円調達
2022年4月21日、株式会社アンビリアルは、総額約5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アンビリアルは、バーチャルカラオケSNS「topia」を運営しています。 自分だけの3D…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集