真贋鑑定サービス「フェイクバスターズ」運営の「IVA」がスニーカーマーケットプレイス「UP」を運営する台湾企業「電貓科技(CYBER CAT)」と業務提携

tips

2023年6月2日、IVA株式会社は、電貓科技股份有限公司(英語名:CYBER CAT INC. 本社:台湾台北)と業務提携契約を締結したことを発表しました。

IVAは、真贋鑑定サービス「フェイクバスターズ」を運営しています。

スニーカー・アパレル・ラグジュアリーブランドなど、偽造品が蔓延るブランドを対象とした真贋鑑定サービスです。

鑑定チーム、最新鋭の専門機器、AI鑑定技術を駆使し、正確かつ迅速な鑑定を行っています。

鑑定サービスは、一般ユーザー向け、法人向けのパートナーシッププログラムを提供し、オンラインだけでなく実店舗での偽造品取り扱い防止をサポートしています。

電貓科技は、台湾のシェアNo.1スニーカーマーケットプレイス「UP(アップ)」を運営しています。

今回の提携により、「UP」で取引される全商品の真贋観点をフェイクバスターズでも行います。鑑定した商品は「UP × フェイクバスターズ」の認証タグを装着し、本物(正規品)であることを証明し、安心・安全なマーケットプレイスの構築を目指します。


経済産業省の「令和3年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2021年の国内電子商取引市場規模(CtoC-EC)は、2兆2,121億円(前年比12.9%増)と推計されています。

CtoC-ECとは、「メルカリ」に代表される個人間で取引されるEC、いわゆるフリマアプリなどのことです。

これまでも中古品・新古品を売買する店舗はありましたが、需給をマッチングするため、実店舗では比較的需要の高いものしか買い取りをせず、また販売もしませんでした。

オンラインだと全国のユーザーとマッチングできるため、これまでよりもより多様な中古品・新古品を手軽に売買できる世界が実現されました。

こうした中古品・新古品の取引では、偽造品・不良品の問題はつきものです。

とくにスニーカーなどの希少性が高く、コレクターが多くて高値がつきやすい品物に関しては偽造品の流通量が多いことが課題となっています。

フリマアプリは個人間の取引であるため偽造鑑定がされておらず、取引にリスクが生じます。

そこで登場したのが、スニーカーなどの個人間取引に介在して真贋鑑定を行うサービスやプラットフォームです。

スニーカー発祥の国であるアメリカにおいてスニーカーCtoCは非常に勢いがあり、たとえばStockX社は2019年に評価額が1,000億円を超え、ユニコーン企業の仲間入りを果たしています。

ECサイトはプロダクト販売のチャネルとして重要な存在です。ただ販売するだけでなく、企業・ブランドの価値観を発信するためのものとして活用することもできます。「冊子版創業手帳」では、創業期におけるECサイトの導入について詳しく解説しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ AI アパレル スニーカー ブランド マーケットプレイス 台湾 実店舗 技術 株式会社 業務提携 認証
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

地域コミュニティアプリ「ピアッザ」を手がける「PIAZZA」が1.4億円調達
2025年5月28日、PIAZZA株式会社は、総額1億4000万円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は7.7億円となります。 PIAZZAは、全国73自治体と連携し、地域コミ…
カイコ由来のバイオ原料の研究・供給を行う「Morus」が7億円調達
2025年6月30日、Morus株式会社は、総額7億円の資金調達を発表しました。 Morusは、カイコ由来のバイオ原料の研究・供給を行う研究開発型メーカーです。 昆虫食や代替タンパクの枠にとどまらない…
「グリーンイノベーション基金事業/CO2の分離回収等技術開発に係る回収CO2の需要調査」
国立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構は、「グリーンイノベーション基金事業/CO2の分離回収等技術開発に係る回収CO2の需要調査」の公募について発表しました。 CO2分離回収技術の社会実装を早…
AI技術を活用したソーシャルメディアマーケティングを展開する「AIQ」が製菓材料専門店「富澤商店」と業務提携
2022年8月9日、株式会社富澤商店は、AIQ株式会社と業務提携契約を締結したことを発表しました。 AIQは、ヒトに関するあらゆる情報を取得し、その大量のデータをAIによってプロファイリングし、そのヒ…
缶の日本酒ブランド「ICHIーGO-CAN」などを手がける「Agnavi」が8,500万円調達
2024年1月31日、株式会社Agnaviは、総額8,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達は、農林水産省令で定められる農林水産物又は食品の輸出拡大を図るための「輸出事業計画…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集