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ライブプラットフォーム「SPWN」の運営やXRライブ事業などを手がける「バルス」が「マーベラス」と協業

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2023年6月1日、バルス株式会社は、株式会社マーベラスより出資を受け、同社が保有するIPの育成に向け協業することを発表しました。

バルスは、エンターテインメント領域に特化したDX支援ツール「SPWN portal」事業、xRライブ事業、バーチャルキャラクター領域でのコンテンツプロデュース事業、MVや番組などの作成事業、バーチャルキャラクターの運用システム提供事業を手がけています。

「SPWN portal」は、ライブイベントのチケット販売、物販、ライブ配信プラットフォーム「SPWN」を通じたライブ配信・アーカイブ配信、全国のイベント会場・映画館などでの同時配信、コメントやデジタルフラワースタンドなどのインタラクティブ機能、イベント~物販まですべてを管理できる顧客分析(CRM)をワンストップで提供するサービスです。

マーベラスは、コンシューマ・オンライン・アミューズメントゲーム、音楽・映像コンテンツ、2.5次元ミュージカル興行など、エンターテインメント分野で事業を展開しています。

今回の資本・協業関係の構築により、マーベラス社のIP育成にともに取り組み、両社の事業ポテンシャルをさらに拡大させます。第1歩として、『アオペラ -aoppella!?-』の3Dライブに取り組みます。


新型コロナウイルス感染症の流行により、大規模な音楽ライブなどの開催が難しくなりました。

この状況はライブエンターテインメントにとって大きな打撃であり、オンラインでのイベント開催が増えました。これによりYouTubeでのライブ配信やVR技術を活用したバーチャルライブなどが数多く行われました。

とくに、コロナ禍で需要が高まったのは屋内で楽しめるエンターテインメントであり、バーチャルイベントは新たなコンテンツとして多くの人々に楽しまれました。そして、現在でもライブエンターテインメントの新たな形態として定着しています。

特筆すべきは、YouTubeなどのライブ配信でアバターとしてイラストや3Dモデルを使用するVTuberと呼ばれるタレントの人気です。VTuberのライブはバーチャルライブの形態を取ることがほとんどであり、バーチャルライブはVTuberの文化と密接に結びついて成長してきました。

将来的には、VRデバイスや5Gの普及により、VRやメタバースの領域がさらに成長することが期待されています。マーベラスとの協業により、今後バルスがどのように成長するのか注目が必要です。

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カテゴリ 有望企業
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