「食かけるプロジェクト」 越境ECを通じた日本の食文化・食体験「商品」を募集

subsidy

2023年4月27日、農林水産省は「食かけるプロジェクト」において、地域の食文化・食体験の魅力を伝える「商品」の越境ECによる輸出商品化を支援するプロジェクトを開始したことを発表しました。

「食かけるプロジェクト」は、訪日中に食体験を楽しんだ外国人が帰国後も本国にいながら日本の食を再体験できるような環境整備を図り、日本産農林水産物・食品の輸出拡大につなげていくプロジェクトです。

新たに開始する越境ECによる輸出商品化の支援では、地域の食文化・食体験の魅力を伝える「商品」を募集・認定し、越境ECによる輸出商品化の支援を行います。

募集期間

・2023年4月27日(木)から2023年6月20日(火)まで

対象商品

・地域の食文化・食体験を訴求できる商品(食品)であること
・日本国内で製造・加工された加工食品(飲料・酒類を含む)またはそれらの組み合わせ
・輸出意欲があること

募集内容

応募商品のうち、本事業の支援対象として輸出向けに磨き上げを行う商品を、農林水産省及び審査委員の審査・協議により、5から10点を想定し、選定します。

選定された商品は、専門家とともに磨き上げを行います。その後、磨き上げた商品のプレゼンテーション、農林水産省及び審査委員の審査・協議の結果、優秀商品を認定(1から3点程度を想定)します。

認定された優秀商品は、本プロジェクトのウェブサイトへの掲載のほか、越境ECを通じた販売に向け、外国語表示、輸出先国・地域の規制への対応、EC掲載手続き、越境ECでのテスト販売などの支援を行います。


日本の「食」は訪日観光客が長期間にわたって観光の一番の目的として挙げるほど魅力的なものです。

海外にも日本食レストランなどがありますが、日本で食事をした訪日観光客は、やはり日本食レストランとはクオリティの面でかなりの隔たりがあることを指摘することが多いようです。

そのため「食」の越境ECは、訪日観光客が自国に帰った後、日本の「食」を楽しむことができるものとして、今後のさらなる成長が予測されます。

また、世界的に健康志向が高まるなか、日本食は健康食としても注目される可能性があります。和食は野菜中心の料理であり、多くの海藻や豆類が使用されていることから、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富で、また調理法も低カロリーであることが特徴的です。

これらの要素から、日本の「食」に関する越境ECは、今後ますます発展することが期待されます。海外でも本格的な日本食を楽しめる場が増え、日本の食文化が海外でも認知されることで、日本の観光産業の発展にも貢献することができるでしょう。

ECはコロナ禍を経て販路開拓や販路拡大のための重要なチャネルとなりました。海外展開の第一歩として選択する事業者も増えてきています。一方、ECにはEC独自の集客ノウハウが存在するため、これらを学び、しっかりと実践することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ネット通販のはじめ方や、ネットでの集客ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 公募
関連タグ 海外展開 越境EC 輸出 食かけるプロジェクト 食体験 食品 食文化
詳細はこちら

外国人に日本の食文化・食体験の魅力を伝える「商品」を大募集!

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

令和7年度「酒類業振興支援事業費補助金」
令和7年度「酒類業振興支援事業費補助金」のご案内です。 酒類事業者による、日本産酒類のブランディング、インバウンドによる海外需要の開拓などの海外展開に向けた取り組み及び国内外の新市場開拓などの意欲的な…
食品ロス削減のための無人販売機「fuubo」展開の「ZERO」が1億円調達
2022年6月8日、ZERO株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ZEROは、食品ロス削減のための無人販売機「fuubo」を展開しています。 納品期限、販売期限、季節限定とい…
体験型セレクトショップ「newme」運営の「テックアット」が中国進出支援事業を展開する「キレイコム」と資本業務提携
2022年11月27日、株式会社テックアットは、株式会社キレイコムと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 テックアットは、“女性の好き”が集まる体験型セレクトショップ「newme(ニューミ…
外食産業の業務支援サービス「HANZO」シリーズなどを展開する「Goals」が13.3億円調達
2025年8月6日、株式会社Goalsは、総額13億3000万円の資金調達を発表しました。 Goalsは、外食産業の業務支援サービス「HANZO」シリーズを展開しています。 需要予測型AI自動発注サー…
都市型八百屋「旬八青果店」を運営する「アグリゲート」が「オイシックス・ラ・大地」から資金調達
2024年3月8日、株式会社アグリゲートは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、オイシックス・ラ・大地株式会社です。また、アグリゲートは、3月からオイシックス・ラ・大地株式会社の連結子会…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集