創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年2月24日海事産業に特化したSaaS「MARITIME 7」を運営する「ザブーン」が1.6億円調達

2023年2月22日、株式会社ザブーンは、総額1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
ザブーンは、海事産業に特化したSaaS「MARITIME 7」を開発・運営しています。
海事DXをひとつのプラットフォームで実現することを目指しています。
2023年2月現在、2022年4月に改訂された船員法を網羅した労務管理記録簿を自動で作成する船員労務管理機能を提供しています。
今春に動静管理機能をリリースする予定で、将来的には船舶管理機能を実装する予定です。
今回の資金は、プロダクト開発や、採用強化に充当します。
陸上では大容量・高速の通信インフラの整備が進み、人びとはスマートフォンなどの端末でインターネットにアクセスして情報を取得したり便利なアプリを活用したりできる環境を手に入れています。
一方で海上は、大容量の通信インフラの構築が困難であるため、他の業界よりもデジタル化が進まない状況に置かれていました。
しかし近年は安価かつ高速な衛星通信サービスが提供され始めており、海上においてもデジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の道筋が見えてきています。
日本は四方を海に囲まれた国であるため、海事産業は重要な産業のひとつです。中でも内航海運は国内貨物輸送の約45%を担う基幹的な輸送インフラです。
内航海運が抱えている課題としては、人手不足、安全確保、規則の煩雑化による業務過多、地球環境の変化への対応など多岐にわたります。
ザブーンは、こうした内航海運をはじめとした海事産業のあらゆる課題をテクノロジーで解決するため、海事産業に特化したSaaS「MARITIME 7」を提供しています。
海事産業以外でもデジタル化が遅れている業界は数多く存在しています。このままデジタル化が実現できなければ、国際的な競争に置いていかれる可能性があります。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | DX MARITIME 7 SaaS ザブーン プラットフォーム 労務管理 勤怠管理 株式会社 海 海上 海事産業 船舶 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2021年6月4日は、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社は、株式会社ガイアバイオメディシンに対し、1億円の投資を実行したことを発表しました。 ガイアバイオメディシンは、九州大学大学院薬学研究院・米満…
2021年12月8日、Marindows株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 海上でも速い通信が行える次世代ブロードバンド通信の登場を見据え、海上統合デジタルプラットフォーム…
2021年8月12日、グリーンカルチャー株式会社は、2021年8月12日(木)から、「Green Meat」を使用したメニューが株式会社L&Lが運営する「味坊」・「羊香味坊」で提供されたことを発表しま…
2024年10月25日、五常・アンド・カンパニー株式会社は、合計175億円の資金調達を実施したことを発表しました。 五常・アンド・カンパニーは、アジア・アフリカの12か国で事業を展開するグループ会社を…
2022年9月27日、株式会社セクションLは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 セクションLは、自社ブランドの長期滞在型ホテル「SECTION L」の運営や、省人化ソリュ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…