注目のスタートアップ

「トモイク」が資金調達 「住友生命保険」と連携して取り組む「子育て応援サービス」の実証実験を「国立成育医療研究センター」と共同で開始

company

2023年1月18日、トモイク株式会社は、住友生命グループのCVCファンドであるSUMISEI INNOVATION FUNDから出資を受けたことを発表しました。

また、住友生命保険相互会社が複数の企業と提携して取り組んできた「子育て応援サービス」開発プロジェクトの実装に向けた実証実験を、国立研究開発法人国立成育医療研究センターと共同で開始されることも発表しました。

トモイクは、チャット相談・ビデオ相談により、保育士・助産師といった子育て専門家に相談できる「ともいく相談サービス」を提供しています。

「子育て応援サービス」は、住友生命が株式会社三菱総合研究所が運営する未来共創イニシアティブ(ICF)に参画したことからはじまり、「産後うつを未然に防ぎ、明るい子育て生活を応援する」というコンセプトを掲げ、ユカイ工学とトモイクとの連携によって進められてきました。

さらに、オンラインカウンセリング事業を展開する株式会社cotree、オンラインヘルスケア事業を展開するヘルスケアテクノロジーズ株式会社がコンテンツパートナーとして加わり、コンテンツのさらなる拡充を目指しています。

実証実験では、ユカイ工学株式会社のコミュニケーションロボット「BOCCO emo」と「子育てサポートアプリ」を実際に利用し、メンタルヘルス低下予防や産後うつへの効果を検証します。


少子高齢化が進む日本では、出生数を増やすため、出産・子育てに関する環境の整備が求められています。

しかし現在の日本は、核家族化の進展、共働きの増加、地域コミュニティの希薄化、育児休業の社会実装の遅れなど、さまざまな課題により子育てがしやすい環境とはいえない状況となっています。

また、孤独な環境で出産・子育てをする母親も増加しており、その結果が“産後うつ”の増加として現れているといえます。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響によって周囲との関係が希薄化し、産後うつは3倍に増加したとの報告もあります。

近年は、こうした孤独化しがちな母親が気軽に相談できるような相談サービスが複数登場しています。

トモイクは、独自の講座を受講し、課題に合格したスペシャリスト(保育士・助産師)を独自認定資格「ともいくスペシャリスト」として認定し、「ともいく相談サービス」を展開しています。

育児でもそうですが、経営・起業においても不安はつきものです。その場合はひとりで悩むのではなく、専門家に相談することが重要です。「冊子版創業手帳」では、社労士などの専門家との契約や活用法などを解説しています。また、創業手帳の無料会員向けに専門家を無料で紹介していますので、こちらもご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ウェルビーイング トモイク 住友生命保険 子ども 子育て 子育て応援サービス 母親 相談 育児 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

抹茶マシンと茶葉を届ける抹茶ブランド「CUZEN MATCHA(空禅抹茶)」を展開する「World Matcha」が7億円調達
2024年1月23日、World Matcha株式会社は、米国親会社であるWorld Matcha Inc.が、500万米ドル(約7億円)の資金調達を完了したことを発表しました。 World Matc…
医療施設向け診療支援システム「スマートリハ」を開発する「INTEP」が資金調達
2024年10月1日、株式会社INTEPは、資金調達を実施したことを発表しました。 INTEPは、医療施設向け診療支援システム「スマートリハ」の開発や、⾝体機能レコードシステム「FG-001」の開発・…
ブロックチェーン技術を活用したファンプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」展開の「Gaudiy」が9億円調達
2022年8月31日、株式会社Gaudiyは、総額9億円の資金調達を実施したことを発表しました。 2022年6月に発表した25億円の資金調達を合わせると、総額34億円になります。 Gaudiyは、NF…
電気運搬船を開発する「パワーエックス」が41.5億円調達
2022年5月23日、株式会社パワーエックスは、総額41億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 電気運搬船「Power Ark」の開発や、大型蓄電池の製造・販売を展開しています。 「…
AI画像解析で栄養素を数値化する「カロミル」の運営元が1.7億円調達
ライフログテクノロジー株式会社は、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先の1社である、株式会社アドバンテッジリスクマネジメントとは業務提携も締結したことも発表しま…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集