注目のスタートアップ

モノクローナル抗体探索の受託サービスを提供する「iBody」と体外診断用医薬品大手の「タウンズ」が資本業務提携

company

2023年1月5日、iBody株式会社は、株式会社タウンズによるiBodyの第三者割当増資引受の実施、また体外診断用医薬品分野における業務提携契約を締結したことを発表しました。

iBodyは、ウサギ及びヒトのモノクローナル抗体探索受託サービスを提供する名古屋大学発ベンチャーです。

独自のモノクローナル抗体取得技術であるEcobody技術により、ヒト・動物が持つ有用な抗体を効率的に取得することを可能にしています。

タウンズは、診断技術に強みを持つ研究開発型メーカーとして体外診断用医薬品を展開しています。主に、呼吸器感染症領域における抗原検査キットを提供しています。

また、近年は複数のバイオベンチャーとの資本業務提携を通じ、予防・未病、慢性疾患診断の領域の課題解決に取り組んでいます。

抗体とは、体内に入り込んだ免疫反応を引き起こす異物である抗原(ウイルスや細菌など)を無力化したり、体外に排除したりするために作られるタンパク質のことです。

抗原が一番最初に入ってきたときには抗体は多くは作られず、そのため症状が重くなるのですが、次に同じ抗原が入ってきた時には抗体が迅速かつ大量に作られるため、感染を防止してくれます。

免疫を持つ動物の血液から精製するなどして作られた抗体は、研究開発や、抗体医薬品、血清治療など幅広く利用されています。

iBodyは、作製にコスト・時間がかかるモノクローナル抗体において、スピーディにモノクローナル抗体を取得できる独自技術であるEcobody技術をコアに、抗体探索受託サービスを展開しています。

モノクローナル抗体は、抗体医薬品の分野で高い注目を集めており、より安価で迅速にモノクローナル抗体を取得できる基盤技術が求められています。

研究開発型のビジネスでは資金調達が非常に重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ iBody サービス タウンズ モノクローナル抗体 体外診断用医薬品 受託 名古屋大学 抗体 抗原検査キット 探索
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「ハイブリッドコンサルティング」がオンライン・インターンシップの企画・開発サービスをリリース
2020年5月21日、株式会社ハイブリッドコンサルティングは、オンライン・インターンシップの企画・開発サービスの提供を開始したことを発表しました。 画面共有や、Web会議システムなどを活用し、自社紹介…
履歴書作成サービス「ヤギッシュ」運営の「Yagish」が7,900万円調達
2022年6月13日、株式会社Yagishは、総額7,900万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Yagishは、履歴書作成サービス「ヤギッシュ」、履歴書添削サービス「ヤギッシュ赤ペン人事部長…
チケット販売サービス「TicketMe」を運営する「チケミー」が5000万円調達
2025年6月9日、株式会社チケミーは、5000万円の資金調達を発表しました。 引受先は、鈴木おさむ氏が代表を務めるファンド「スタートアップファクトリー」です。 チケミーは、チケット販売サービス「Ti…
地域密着型のファイナンシャル・プランナー・マッチング・サービス運営の「クロス・デジタル・イノベーション」が資金調達
2020年7月6日、株式会社クロス・デジタル・イノベーションは、資金調達を実施したことを発表しました。 ファイナンシャル・プランナーが成功するためのメソッド「東大式FP」を提唱しています。 「東大式F…
バックオフィス向けクラウドサービス「ジンジャー」提供の「jinjer」が資金調達
2022年6月23日、jinjer株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、2022年3月23日には、総額約51億円の資金調達を発表しています。 jinjerは、バックオフィス向けクラ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集