「ZeQ」が音声解析AI電話「MiiTel」と連携したZendeskアプリケーション(β版)の提供を開始

tips

2022年12月13日、株式会社ZeQは、株式会社RevCommと業務提携し、「MiiTel」と「Zendesk」との連携アプリケーションを開発し、β版として提供を開始したことを発表しました。

RevCommが提供する「MiiTel」は、音声解析AI電話サービスです。営業やコールセンター業務における会話を自動録音・自動文字起こしし、電話業務を効率化します。

「Zendesk」は、カスタマーサポートとサービス管理を効率化するソフトウェアで、米・Zendesk社が提供しています。

ZeQは、Zendeskパートナー制度の最上位ランクである「プレミア」認定を受けたパートナーとして、「Zendesk」構築やWebウィジェット開発を強みにしたソリューションを提供しています。

今回の提携により、「Zendesk」の管理画面上から当該アプリケーション(β版)を起動し、「MiiTel」経由での受発信が可能となりました。

受発信のタイミングで「Zendesk」チケットが自動生成されるため、応対担当者が記録する手間が削減されます。

さらに、チケット上から「MiiTel」の音声分析画面へ移動して解析結果を確認する機能も備えています。

製品での差別化が難しくなってきたことや、SaaSなどのサブスクリプション型のビジネスが増加したことなどにより、既存顧客を逃さないようにし、長くプロダクト・サービスを利用してもらうことの重要性が高まりました。

その指標のひとつとして、顧客満足度が重要視されています。

顧客満足度を向上させるには、カスタマーサクセス・カスタマーサポートの強化、従業員満足度の向上、ダイナミックプライシングの導入、CRMの活用、コミュニティーの構築運用などが考えられます。

とくにカスタマーサポートについては従来から取り組んでいた企業が多いのですが、多くのカスタマーサポート部門では情報共有などがうまくいっておらず、カスタマーサポートを利用する顧客に悪いイメージを与えたり、案内をたらい回しにしたり、適切なサポートができないといった課題を抱えていました。

近年は顧客満足度向上のためカスタマーサポートに注力する企業が増え、組織として成長させるためにデジタル化を推進する企業も増えています。

カスタマーサポートにおいてコールセンター業務は一般的なものですが、コールセンター業務は人間が対応しなくてはならない電話対応が主な業務であることから大幅な効率化は困難でした。

しかし近年はAI技術の発展により、高精度な音声の解析が可能となり、現在はある程度のシナリオに沿った受け答えが自動化されているほか、担当者と顧客との応対を数値化・可視化し、適切なフィードバックを行うことで業務を改善していくといったことも行われています。

顧客満足度の向上が重要視されている中、営業・カスタマーサポートの重要性がさらに高まっています。質の高い営業・カスタマーサポートを提供するためには専用のツールやシステムの導入が有効です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、業務を効率化・最大化させるためのシステムの導入について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ AI AI電話サービス MiiTel RevComm Zendesk ZeQ アプリケーション カスタマーサポート コールセンター 効率化 株式会社 業務提携 連携 電話 電話業務 音声解析
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

次世代蓄電池向け高性能触媒製品を開発する「AZUL Energy」が3.35億円調達
2023年10月25日、AZUL Energy株式会社は、総額3億3,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AZUL Energyは、レアメタルを使用しない次世代蓄電池向け高性能触媒製品…
飲食店のバックヤード業務をAIで自動化するクラウドサービス「HANZO」シリーズを提供する「Goals」が8億円の銀行借入を実施
2023年4月26日、株式会社Goalsは、銀行借入により8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Goalsは、飲食店向けクラウドサービス「HANZO」シリーズを開発・提供しています。 202…
クラウド会計ソフトの「弥生」が個人事業主向け市場で5年連続シェアNo.1に
2020年5月29日、弥生株式会社は、個人事業主のクラウド会計ソフト市場におけるシェアNo.1を獲得したことを発表しました。 これは、株式会社MM総研が2020年5月19日に発表した「クラウド会計ソフ…
生成AI活用コンサルティングの「ロビンソン・コンサルティング(旧:Advancy)」が1億円調達
2024年7月10日、Advancy株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、社名を株式会社ロビンソン・コンサルティングに変更したことも併せて発表しています。 ロビンソン・コン…
ストレッチ素材スーツなどのD2Cブランド展開の「kay me」がそごう横浜店・ジェイアール京都伊勢丹など大手百貨店内に新規出店へ
2020年10月1日、kay me株式会社は、2020年10月1日にそごう横浜店(神奈川県)、10月31日にジェイアール京都伊勢丹(京都府)、年内ほか数店舗、大手百貨店内に新規出店することを発表しまし…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集