【東京】「中小企業DX 推進に係るスタートアップ支援事業( DX Scrum Team プロジェクト )」 スタートアップの実証実験を支援

subsidy

2022年11月4日、東京都は、「中小企業DX 推進に係るスタートアップ支援事業(DX Scrum Team プロジェクト)」(第1期)について発表しました。

企業が抱える課題の解決に資する販売(事業化)前のDX分野の製品・サービスについて、都内中小企業の協力を得て導入効果の検証を必要とする実証実験を募集します。

対象の実証実験
・ビジネス環境の変化に中小企業が適応していく上で、有効な製品・サービスに関する実証実験であること
・既に製品・サービス(アイデアレベルではない)があり、実証したい実証実験の内容、必要なコスト、実施にあたっての体制等が具体化されていること など

実証サポート
・実証実験の実施にかかる費用の全部または一部をサポート(上限500万円)
・実証実験の実施機会の提供

さらに、アフターフォローとして以下のサポートを行います。
・効果検証を踏まえたアドバイザリー支援
・販路開拓のための商談機会の提供支援
・ネットワーク構築の支援
・広報・ブランディングの支援

募集締切
2022年11月25日(金)17:00

経済産業省は、日本企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現できなければ、2025年以降、最大で12兆円/年の経済損失が生じる可能性があると指摘しています。

DXとは、デジタル化によってビジネスモデルや企業そのものを変革させ、競争上の優位性を確立することです。

一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会の「大手企業におけるDX推進」の実態調査(2021年10月11日発表)によると、大手企業の82.9%がDXに取り組んでいることがわかります。

一方で、中小機構の「中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に関する調査(2022年5月)」によると、DXに「既に取り組んでいる(7.9%)」「取り組みを検討している(16.9%)」中小企業は合わせて24.8%しかおらず、さらに「取り組む予定がない」中小企業が41.1%も存在しています。

中小企業がDXに積極的に取り組むことができない理由としては、中小企業の予算でも導入できるようなソリューションが少ないこと、導入効果が明確でないこと、DXを推進できる人材が中小企業には乏しいことなどが挙げられます。

中小企業向けにDX製品・サービスを提供するスタートアップも増えてきていますが、そのプロダクト・サービスの成功率を上げるには、しっかりと中小企業の実情を理解することが必要です。

「中小企業DX 推進に係るスタートアップ支援事業(DX Scrum Team プロジェクト)」は、中小企業の協力を得て事業化前のプロダクト・サービスの導入効果を、最大500万円の支援を受けながら検証できる貴重な機会となっています。

新たなビジネスでは、自治体や他社との連携が必要となる場合があります。「冊子版創業手帳」では、人脈を作るためのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ DX Scrum Team プロジェクト スタートアップ 中小企業DX 推進に係るスタートアップ支援事業 実証実験 支援 東京都
詳細はこちら

中小企業DX 推進に係るスタートアップ支援事業( DX Scrum Team プロジェクト

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

株式会社comipro 櫻井 知里 | 映像データから話し方の特徴や改善点を分析する、感情AI分析システム『comiproAI』で注目の企業
映像データから話し方の特徴や改善点を分析する、感情AI分析システム『comiproAI』で注目なのが、櫻井知里さんが2021年に創業した株式会社comiproです。 プレゼンや上司への報告、また商談に…
DXを活用した戦略コンサルティング事業やIT受託開発事業を展開する「アルサーガパートナーズ」が3.3億円調達
2022年7月21日、アルサーガパートナーズ株式会社は、総額3億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 DXを活用した戦略コンサルティング・開発・運用を提供する事業と、IT受託開発・共…
ファンマーケティング支援の「BOKURA」が5,000万円調達
2022年6月1日、株式会社BOKURAは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 BOKURAは、ファンマーケティング支援事業や、SNS運用代行、スポーツチームのファンマーケティ…
在宅環境整備サービス「リモートHQ」 新年度入社の社員を対象としたリモートワーク環境の整備支援「はじめてのリモートワークプラン」を開始
2022年1月5日、株式会社HQは、提供する「リモートHQ」において「はじめてのリモートワークプラン」を2022年1月5日(水)から提供開始することを発表しました。 「リモートHQ」は、社員ごとに最適…
​ITフリーランスの独立支援サービス「テックビズ」とバーチャル・オフィス「Karigo」がサービス提携
2020年10月20日、株式会社NKC ASIAは、提供する「テックビズPointClub」・「テックビズカード」において、株式会社Karigoが提供する「Karigo」とのサービスの提携を開始するこ…

大久保の視点

「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
(2024/3/19)
明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2024/3/13)
Coral Capitalが虎ノ門ヒルズで「Startup Aquarium 2024」を開催。VCが大規模キャリアイベント
ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま…
(2024/3/2)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】