注目のスタートアップ

AIによる音声自動テキスト化サービスを提供する「Notta」が約14億円(1,000万ドル)調達

company

2022年11月2日、Notta株式会社は、総額約14億円(1,000万ドル)の資金調達を実施したことを発表しました。

Nottaは、AIによる音声自動テキスト化サービス「Notta」を提供しています。

Web会議などにおける音声ファイルからのAI自動文字起こしや、リアルタイム音声入力(ライブマイク入力)により、ビジネスにおける文字起こし・文字入力を効率化するサービスです。

さらに、文字起こししたテキストの編集やタグ付けをシンプルに行い、それをチームで共有することができます。

日本語だけでなく、英語・中国語など、104の言語に対応しています。

日本および海外でグループ「Mind Cruiser Limited」、「NOTTA INC.」を中心に展開しています。

今回の資金は、製品や研究開発への投資などに充当します。

サービスHP
自動文字起こしサービス | Notta

議事録は会議の内容や決定事項などをまとめ、あとから会議の内容を確認したり、会議に参加していない人に内容を共有したりするために重要なものです。

会議がある現場において議事録の作成は必須ともいえる業務ですが、議事録作成は、録音された音声ファイルからの文字起こしとそこからの要約が必要であり、かなりの手間がかかっています。

もし議事録作成が効率化もしくは自動化されれば、多くのビジネスの現場において時間の創出が期待できます。

コロナ禍ではテレワークが普及したため、社内における会議においてもWeb会議ツールを利用するシーンが増えました。また、このWeb会議ツールには文字起こし機能や自動翻訳機能が搭載されているものもあり、会議のデジタル化の利便性の認知も進みました。

また、ビジネスの現場ではまとまった文書を作成することもよくあります。

基本的に文書作成はキーボードを使って文章を入力していますが、音声をテキストに変換する音声入力は、速い・疲れない・ハンズフリーで入力できるというメリットがあります。

近年の音声入力システムは音声認識の精度が向上しており、入力後の修正もほとんど不要になっており、ビジネスにおいても実用的な入力手段のひとつとなっています。

Notta株式会社のコメント

このニュースを受けまして、Notta株式会社よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

今回の資金調達の目的は、ユーザーファーストな新機能の開発及びユーザーエクスペリエンスの継続的な向上です。

また、米国、東南アジアやヨーロッパなど、日本以外の市場にも積極的に進出しています。

・今後の展望を教えてください。

日本を含む全世界でDX改革に欠かせない存在としてのSaaSに大きな将来性を感じております。

また、Saas製品の普及に伴い、仕事のコラボレーション、ワークフローの最適化、デジタル化を進めることで、より大きなビジネス価値を生み出すことができます。

さらに、新しい人材の育成が容易になり、企業はより効率的に事業を展開することができるようになります。

・読者へのメッセージをお願いします。

弊社のビジョンは、「会話の無限大な価値を発見」です。弊社は文字起こしサービスを中心として事業展開をしており、弊社のサービスを通して、お客様のビジネスを前進させることが重要だと考えております。

一人でも多くのお客様に気持ちよく使っていただけるように、これからもサービスの質を高めていきたいと思っています。

「会議の議事録の時間を短縮したい」、「お客様との打ち合わせで重要な情報を失いたくない」、「面接の練習」、さらには「語学学習にNottaを使う」など様々なシーンで、文字起こしサービスの使用機会が増えてきています。

学生や聴覚障害者向けに特別プランもございますので、ぜひ使ってみてください!

人手不足が深刻になってきている中、業務効率化は多くの企業で喫緊の課題となっています。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI Web会議 テキスト化 リアルタイム リアルタイム入力 入力 文字起こし 株式会社 自動 言語 資金調達 音声 音声入力
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

電話DXサービスを展開する「IVRy」が13.1億円調達
2023年3月29日、株式会社IVRyは、総額13億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、AI音声認識機能(β版)とChatGPTを活用した通話音声要約機能(β版)を提供開始し…
工事・メンテナンス会社に特化した業務管理システムを運営する「現場Hub」が1.5億円調達
2024年10月22日、現場Hub株式会社は、総額1億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の調達により、累計調達額は約2.7億円となりました。 現場Hubは、工事・メンテナンス会…
医療支援クラウドサービス「LOOKREC」を提供する「エムネス」が「QRインベストメント」から資金調達
2023年11月21日、株式会社エムネスは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社北國フィナンシャルホールディングスグループの株式会社QRインベストメントです。 エムネスは、医療支…
ソーシャルECサービスの「temite」運営の「EC-GAIN」が資金調達
2019年12月18日、株式会社EC-GAINは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、同社が運営するECプラットフォーム「temite(テミテ)」を台湾でも利用可能にしたことも併せて発表しま…
「メルカリ」が物流サービスの企画・開発・運営を行う新規子会社「メルロジ」を設立
2021年10月28日、株式会社メルカリは、100%子会社として株式会社メルロジを設立し、新規事業を開始することを決議したことを発表しました。 メルロジは、物流サービスの企画・開発・運営を行うことを目…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集