注目のスタートアップ

為替テックの「ジーフィット」が2.35億円調達

company

2022年10月27日、ジーフィット株式会社は、総額約2億3,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

企業が為替リスクを適切にコントロールすることを支援するため、データサイエンス・高度な数理モデル・金融システムの技術を活用した為替テックをソリューションとして提供することを目指しています。

第1弾として、2022年11月下旬に、為替にまつわる情報やインサイトを共有する場となる、海外取引を行うビジネスパーソン向け為替情報コミュニティを立ち上げる予定です。

為替リスクとは、為替相場が変動することで起きるリスクのことです。

企業が直面するリスクには、財務諸表に計上された外貨建資産・負債が為替相場により増減する「換算リスク」、外貨建取引での決済時の為替相場によって収益が変わる「取引リスク」、為替相場が企業の採算性や競争力など、構造的に影響してくる「経済性リスク」の3つがあります。

海外取引では契約が成立してから代金を回収するまでの期間が空きますが、その間に為替相場が変動することで大きな為替リスクになります。

企業はこの為替リスクをなるべく抑えるため、為替リスクヘッジを行っています。

しかし、日本の中小企業の多くは先物為替予約以外のリスクヘッジを行っていないといいます。

先物為替予約とは、あらかじめ定められた相場で売買する契約のことです。将来の相場変動による損益は発生せず堅実な取引といえます。

為替リスクヘッジにはほかにもさまざまな手法があり、状況に応じて最適なヘッジを行い、リスクを最小化することが重要ですが、専門的な知識が必要となることから、スモールビジネス・中小企業はこうした手法を活用できずにいます。

ジーフィットはこの課題を解決するため、為替テックの提供を目指しています。

海外市場は非常に大きな市場であるため、参入することで利益の向上を見込めます。「冊子版創業手帳」では、海外展開の始め方のノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Fintech GFIT ジーフィット システム データサイエンス フィンテック リスク 数理モデル 株式会社 為替テック 資金調達 金融
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

大学・専門学校向け募集広報システム「SchooLynk Contact」を提供する「Doorkel」が3億円調達
2023年1月18日、株式会社Doorkelは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Doorkelは、大学・専門学校向け募集広報システム「SchooLynk Contact」を提供して…
「Gunosy」創業者の福島氏がブロックチェーン技術の「LayerX」をMBO
2019年7月12日、株式会社Gunosyは、子会社である株式会社LayerXを、創業者の福島良典氏にマネジメント・バイ・アウト(MBO)で事業譲渡することを発表しました。 また、AnyPay株式会社…
アジア最大級のオプショナル・ツアー予約サイト運営の「KKday」が79億円調達
2020年9月29日、KKday (日本法人本社:東京都千代田区、CEO:陳明明(Ming Chen)は、7,500万USドル(約79億円)の資金調達を実施したことを発表しました。 現地オプショナル・…
ものづくり特化のオンライン・ショップ「CRAFT STORE」運営の「ニューワールド」が資金調達
2020年5月7日、ニューワールド株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、クラウドファンディング・プラットフォーム「Makuake(マクアケ)」を運営する株式会社マクアケと、山口…
企業の新規事業・研究開発に特化したテクノロジーリサーチ「Memory AI」を提供する「MEMORY LAB」が9,000万円調達
2024年1月24日、株式会社MEMORY LABは、総額約9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 MEMORY LABは、企業の新規事業・研究開発に特化したテクノロジーリサーチ「Me…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集