注目のスタートアップ

ITセールスシェアリングプラットフォーム「Smacie Platform」を開発する「Smacie」が2,000万円調達

company

2022年9月27日、Smacie株式会社は、2,000万円以上の資金調達を実施したことを発表しました。

Smacieは、ITセールスシェアリングプラットフォーム「Smacie Platform」を開発しています。

IT企業と、ITセールスとして複業・正社員として働くことを目指す人材を直接つなぐプラットフォームです。

2022年12月にβ版のリリースを予定しています。

経済産業省は、もし2025年までに日本企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が成功しなければ最大12兆円/年の経済損失が発生する可能性があると指摘しています。これを2025年の崖といいます。

DXとはテクノロジーやデータの活用により企業活動を根本的に変革し、競争優位性を確立する取り組みのことです。

DXではAI・ロボット・IoTなどのテクノロジーを活用することになりますが、多くの企業は自社の課題解決のため、何をどのように導入すればいいのか把握できていません。

テクノロジーは非連続的に発展していっているため、さらにその実態を把握することが難しくなっています。

そのためDXを実現するには、DXコンサルティングや導入支援などのサービスのニーズが高まっています。

これに伴い、ITセールス人材のニーズも高まっており、人材確保が困難になっています。

Smacieはこの課題を解決するため、ITセールスに特化したシェアリングプラットフォームを提供することを目指しています。

Smacie株式会社のコメント

このニュースを受けまして、Smacie株式会社 代表取締役 井上智弘氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

今回の第三者割当増資と公庫融資での調達目的としては、ITセールスの人材面に課題を抱えるIT企業とITセールスとして複業、または正社員を希望するセールスパーソンをダイレクトに繋げるプラットフォーム「ITセールスシェアリングプラットフォーム(正式名:Smacie Platform)」を開発するためとなります。

・今後の展望を教えてください。

似たようなセールスプラットフォームを提供している企業は国内でも何社か存在しますが、IT領域に特化したセールスプラットフォームは国内でSmacieが唯一提供することになると考えています。

2022年4月に会社を設立してから、「IT専門性」「実績」「導入効果」に関して既存クライアント様より高い評価をいただいており、今後はサービス化することにより国内の幅広いIT企業様のご支援ができるようになると考えております。

将来的には、海外のクライアントや海外のセールスと日本を結びつけるようなサービスへ成長させていければと思います。

・読者へのメッセージをお願いします。

今回の調達に至るまでに十数社のベンチャーキャピタルの方々とお話しをさせていただき、THE SEED様とのご縁に恵まれ調達が実現しました。

THE SEED様とは出会ってまだ間もないのですが、「ITセールス」というキーワードとSmacieのビジョン構想に共感していただきました。

本調達資金をもとにITセールス事業のスケール化を図り、国内外の幅広いIT企業のセールス課題の解決に繋げられるようになると信じております。

「世界一のセールスプラットフォーマーへ」というビジョンを実現すべく、まずは軸となる本サービスを開発、育成し、今後のITセールス領域における市場影響力を高めてまいります。

多くの業界で人手不足が課題となっていますが、やはり企業の成長のためには優秀で即戦力の人材を採用することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ IT IT企業 Smacie Smacie Platform シェアリング セールス プラットフォーム マッチング 人材 副業 株式会社 複業 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

医療データ解析SaaS「SelfBase」とメンタルヘルスソリューション「SelfDoc.」展開の「テックドクター」が5億円調達
2022年6月29日、株式会社テックドクターは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 テックドクターは、医療データ解析SaaS「SelfBase」とメンタルヘルスソリューション「Self…
特定技能外国人材を活用した人材支援事業と課題解決を目的とした一次産業向け情報支援事業を展開する「YUIME」が3億円調達
2023年4月12日、YUIME株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 YUIMEは、一次産業に特化した支援企業として、特定技能外国人材を活用した人材支援事業と課題解決を目的と…
D2Cアンダーウェアスタートアップの「ONE NOVA」が4,500万円調達
2021年11月17日、株式会社ONE NOVAは、総額4,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アンダーウェアブランド「One Nova」と、全世代型吸水ショーツブランド「sponge…
脊椎インプラントを開発する「スパインクロニクルジャパン」が1.35億円調達
2025年1月10日、株式会社スパインクロニクルジャパンは、総額1億3500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 スパインクロニクルジャパンは、高齢者の脊椎治療のさらなる低侵襲化を実現する脊椎…
製造業向け生産計画自動立案システム「最適ワークス」を提供する「スカイディスク」が資金調達 「佐賀銀行」と業務提携
2023年4月25日、株式会社スカイディスクは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、佐賀銀行グループの株式会社佐銀キャピタル&コンサルティングが管理・運用する「佐銀ベンチャーキャピタル投…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集