注目のスタートアップ

フラットパネルディスプレイ製造装置などを開発・製造する「AIメカテック」と工業用ミシンなどを手掛ける「JUKI」が資本業務提携

company

2022年9月26日、JUKI株式会社は、AIメカテック株式会社と、資本業務提携契約を締結することを決議したことを発表しました。

AIメカテックは、フラットパネルディスプレイ(FPD)製造装置や半導体パッケージ製造装置の開発・製造・販売・アフターサービスや、インクジェット印刷技術を活用したソリューションの提供などを行っています。

JUKIは、産業用ミシン・家庭用ミシンなどの縫製機器や、チップマウンター、検査機、印刷機などの産業装置の製造販売などを行っています。

AIメカテックとJUKIは、以前から部品・装置などの生産受委託の取引がありました。

今回の提携により、両社の業務領域において強固な協業関係を構築し、それぞれの事業を成長させていきます。

一般社団法人日本半導体製造装置協会の「半導体・FPD製造装置需要予測(2022年度~2024年度)」によると、国内の半導体製造装置の販売高は堅調に推移しており、2021年には3兆4,430億円となっています。

一方FPD製造装置については、2016年からほぼ横ばいで推移しており、2021年は4,809億円となっています。今後の需要については、2024年はタブレット・ノートPCのOLED(有機ELディスプレイ)化に伴う成長が予測されています。

半導体は、ロシアのウクライナへの軍事侵攻や、世界的な金利・物価の上昇、エネルギー価格の高騰、コロナ禍でのサプライチェーンの混乱などにより、世界的に不足の状況にあります。

また、半導体が利用される電子機器の高度化に伴い、半導体の処理の高速化・低発熱化・省電力化がさらに求められています。

次世代のデバイスとしては、VRゴーグルやARグラスの普及が予測されています。

これらは身体に装着するデバイスであることから、軽量化・小型化が重要である一方で、その処理性能についても高いスペックが必要となり、半導体においても技術革新が求められています。

シナジーの高い企業との提携や協業は、新たなイノベーションにもつながるかもしれません。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ディスプレイ ものづくり 半導体 株式会社 製造業 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

D2C特化のサブスクリプション型離乳食など展開の「MiL」が1.8億円調達
2020年1月15日、株式会社MiLは、総額約1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 D2Cに特化したサブスクリプション型離乳食「Mi+ミタス」や、ヘルスケア創作料理レストラン「倭…
DX・AI人材育成事業やAIデータ分析ツールなどを展開する「AVILEN」が「三菱UFJ信託銀行」と資本業務提携
2022年9月1日、株式会社AVILENは、三菱UFJ信託銀行株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 AVILENは、法人・個人向けのDX・AI人材育成事業や、DXコンサルティング…
都市内全域の屋内・地下をカバーする三次元測位サービスを開発する「MetCom」が8億円調達
2022年7月19日、MetCom株式会社は、8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 都市内全域の屋内・地下をカバーする3D測位サービスの提供のため開発を行っています。 2022年7月現在、垂…
SNS型オンラインペット霊園 「memoriR」が正式リリース
2022年10月11日、株式会社WallBankは、「memoriR(メモリアール)」の正式版を2022年10月7日にリリースしたことを発表しました。 「memoriR」は、SNS型のオンラインペット…
ベビーシッター・病児保育・産後ケア・保育園など子育て支援事業を展開する「ル・アンジェ」が「SDGs推進私募債」を発行
2023年6月14日、ル・アンジェ株式会社は、りそな銀行を引受先とする第1回無担保社債「SDGs推進私募債」を発行したことを発表しました。また、選定寄付先は「公益財団法人 日本ユニセフ協会」に決定して…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集