「MICIN」が医療機関の外来診療向けキャッシュレス決済サービス「クロンスマートパス」をリリース

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2022年9月20日、株式会社MICINは、新サービス「クロンスマートパス」の提供を開始したことを発表しました。

「クロンスマートパス」は、事前にクレジットカードや保険証を登録しておくことで、医療機関での外来診療時の決済をネットで完了できるネット決済サービスです。

診察後は処方箋を受け取るだけとなり、さらに処方箋は医療機関と薬局が自動連携しているため、薬局に到着する前から調剤が開始されます。

医療機関はクレジットカード決済の決済手数料無料で利用できるほか、会計や診察券の確認などの手間が削減されます。

窓口などに専用のQRコードを置くことで利用を開始できます。

MICINはほかに、オンライン診療サービス「curon(クロン)」や、薬局向けオンライン服薬指導支援サービス「curonお薬サポート」などを展開しています。

国内におけるキャッシュレス決済の比率は毎年増加していましたが、コロナ禍によってその比率の伸び率は大きくなり、2021年には全決済のうち32.5%がキャッシュレスで決済されました。

一方で、医療機関はキャッシュレス決済の導入率が他業種と比べても悪い傾向にあります。

これは、キャッシュレス決済の手数料が高いこと、顧客からのニーズが可視化されていないこと、導入の効果が不明であることなどが理由であるといわれています。

しかし消費者に対するさまざまなアンケート調査をみると、医療機関でキャッシュレス決済が使えないことを不便に思っている消費者は多く、医療機関においてもキャッシュレス決済のニーズがあることがわかります。

さらに現金決済では会計業務を担当する人と患者の間で直接的な接点が生まれてしまいます。

紙幣・硬貨は衛生的な問題も抱えているため、なおさら医療機関では非接触型決済を導入することが重要です。

MICINは、決済手数料無料の「クロンスマートパス」を提供することで、医療機関のキャッシュレス決済の課題を解決することを目指しています。

コロナ禍ではキャッシュレス決済など、新たなシステム・ツールを導入する機会が増えました。こうしたシステムは効率化にもつながるため、創業期は積極的に導入し、効率的な業務環境を構築することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

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MICIN、医療機関の外来診療で利用可能な新サービス「クロンスマートパス」を提供開始

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