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法⼈向け後払いサービスなどを提供する「Payment Technology」と「エアトリ」が資本業務提携

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2022年9月27日、株式会社Payment Technologyは、株式会社エアトリと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

Payment Technologyは、法⼈向け売掛金早期回収サービス「ハヤメル」、買掛金立て替え払いサービス(後払いサービス)「オクラス」、給与前払いサービス「前払いできるくん」・「前払いできるくんLITE」、デジタル給与払い福利厚生サービス「エニペイ」、無料クラウド請求書サービス「タダで請求書クラウド」を提供しています。

「ハヤメル」は、請求書発行サービスとクレジットカード決済を組み合わせることで、売掛金の早期回収を実現するサービスです。

このサービスで請求書を発行すると、通常よりも短い振込期限・カード決済のみという制約があるものの請求金額が1%オフになるという選択肢を請求先企業に提示することができます。これにより請求企業は本来よりもすばやい売掛金の回収を行うことができます。

エアトリは、航空券の比較・予約やツアーの予約ができる総合旅行サイト「エアトリ」や、訪日旅行事業、Wi-Fiレンタル事業などを展開しています。

今回の提携により、Payment Technologyは自社サービスを用い、エアトリと関連会社のサービスを利用する、多くの企業のキャッシュフローを改善します。

BtoB取引では、業種によっては、商品・サービスの提供から販売代金・委託料の入金が1か月~3か月後となることがあります。この実際の取引から支払いまでの期間のことを支払いサイトといいます。

この支払いサイトが長い場合、請求元企業の資金繰りに課題が生じることがあります。たとえば建設業は材料費や外注費などの支払いが先行するにもかかわらず、工事代金の入金は工事の完成後と支払いサイトが長いため、資金繰りに苦しむケースが多いようです。

近年はこの課題を解決するため、請求書を買い取ってもらうことで通常よりも早期に資金を回収できるサービスであるファクタリングサービスをオンラインから利用できるようにしたクラウドファクタリングサービスなどがよく利用されています。

一方、Payment Technologyの「ハヤメル」は、クラウドファクタリングとは異なるアプローチによって売掛金の回収を短縮するサービスです。

「ハヤメル」は、請求先企業に、通常よりも短い振込期限・カード決済のみという制約があるものの支払金額が1%オフとなるという請求書を発行することで、売掛金のスピーディな回収を実現するサービスです。

請求先企業は通常の振込期限も選ぶことができるため、「ハヤメル」導入にあたって請求先企業へのデメリットは存在しないといえるでしょう。

また、Payment Technologyは、クレジットカードを利用した後払いサービス「オクラス」も提供しています。

こちらは、クレジットカードの決済機能を使うことで、取引先への支払いを30日〜50日遅らすことができるサービスです。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ Payment Technology オクラス キャッシュフロー タダで請求書クラウド ハヤメル ペイメント・サービス 売掛金 後払い 請求書
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