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IoTプラットフォームを展開する「obniz」が3.5億円調達

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2022年8月23日、株式会社obnizは、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

obnizは、IoTプラットフォーム「obniz(オブナイズ)」を開発・提供しています。

電子工作の知識がなくてもJavaScriptでモノの操作・制御が可能なコントロールボード「obniz Board シリーズ」や、あらゆるBLEデバイスをIoT化する「obniz BLEゲートウェイ」、IoT向けオペレーションシステム「obnizOS」、「obnizOS」での制御を実現するモジュール・デバイス群「obnizカスタムデバイス」、「obniz Board」を活用した教育支援「obniz Education」、IoT開発受託/技術サポート「obniz Solution」などを展開しています。

「obniz BLEゲートウェイ」は、BLEデバイスのデータ収集や、IoTサービスへの連携を短期間・低コストで実現するIoTゲートウェイです。

データ収集・クラウド連携に機能を絞ることで、低価格化と扱いやすさを実現しています。

今回の資金は、「obniz」の開発加速、開発・セールス・カスタマーサクセスにおける人員獲得、体制拡充、認知向上のためのマーケティング、海外展開などに充当します。

IoTの開発では、ハードウェアの設計・開発などの電子工作・電子回路の技術、モノとネットをつなげるためのネットワークの技術、センサーを動かすためのプログラミングの技術といった、複数の技術・知識が必要となります。

このように非常にハードルが高い領域であるため、通常のITエンジニアよりも人材が少ないことが特徴的です。

一方でIoTの需要は、農業、介護、ものづくりなど多岐にわたるため、IoTエンジニアの育成や、IoT開発を簡単にするプラットフォームが求められています。

obnizは、ON/OFFやUART通信などのI/O制御(入出力制御)をクラウドのAPI経由で行う仕組みを実現しています。

このハードウェアのAPI化によって、どのプログラム言語でも、ハードウェアがどこにあっても連携が可能となっています。

この仕組みを使いやすいように、クラウドシステムと専用デバイスとして提供しているのが「obniz」です。

「obniz」を利用することで、ユーザーはシンプルにIoTを開発することができます。

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カテゴリ 有望企業
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