創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年7月29日マンガに特化したAI翻訳技術を開発・提供する「Mantra」が1.5億円調達
2022年7月28日、Mantra株式会社は、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
Mantraは、マンガに特化したAI翻訳技術や、マンガを教材として活用した英文多読サービス「LANGAKU」を開発・提供しています。
マンガに特化した画像認識と機械翻訳を統合し、高精度なマンガ機械翻訳を実現し、出版社や配信サービス事業者向けにマンガ専用多言語翻訳エンジン「Mantra Engine」を提供しています。
今回の資金は、「Mantra Engine」「LANGAKU」の事業推進、基盤技術の研究開発の加速に充当します。
—
2021年の国内のマンガの市場規模は、前年比10.3%増の6,759億円で、3年連続で急成長しています。
急成長の要因は電子書籍にマンガ(電子コミック)市場が大幅に拡大しているためです。
国内においてマンガは大きな文化であり、海外からもサブカルチャーのひとつとして親しまれています。
近年は海外でも日本のアニメ作品を配信する動画プラットフォームが登場したことで、原作でもあるマンガに注目が集まり、翻訳マンガの市場も拡大してきています。
翻訳マンガの市場規模は約1,000億円程度といわれておりまだ市場は小さいのですが、ここ数年で急激に拡大しています。これは上記の動画プラットフォームが普及したことや、デジタルシフトが進み電子コミックを入手しやすくなったことが要因であると考えられています。
一方でマンガを海外に展開するには翻訳が必要となりますが、マンガには手書きのフォント・独特な口語・複雑な文脈など、翻訳を困難にする要素がいくつもあります。
Mantraはこの翻訳の課題を解決するため、マンガに特化した多言語翻訳エンジン「Mantra Engine」を提供しています。
海外市場に参入できれば大きな利益を見込めます。以前は言語の壁が大きなハードルとなっていましたが、近年は高精度な機械翻訳や海外展開を支援するサービスも充実してきているため、海外展開がしやすい環境が整っています。「冊子版創業手帳」では、海外展開のはじめ方やJETRO(日本貿易振興機構)の活用法などについて詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | AI LANGAKU Mantra Mantra Engine マンガ 株式会社 機械翻訳 画像認識 翻訳 資金調達 開発 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2019年12月9日、株式会社Bonyu.labは、1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ピジョン株式会社です。 Bonyu.labは、世界初の母乳分析サービス「BON…
2024年1月18日、Bioworks株式会社は、総額4億1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Bioworksは、植物由来の環境配慮素材「PlaX(プラックス)」の製造・販売、 サ…
2021年5月24日、株式会社Rehab for JAPANは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 デイサービス向けリハビリ業務支援SaaS「リハプラン」を運営しています。 要介護者の…
2022年6月30日、メディフォン株式会社は、総額11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 医療通訳サービス「mediPhone(メディフォン)」や、健康管理SaaS「mediment(メディ…
2022年7月4日、株式会社SCHOLは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SCHOLは、学生・保護者向けの奨学金情報サイト「ガクシー」、奨学金運営団体向け管理システム「ガクシ―A…
大久保の視点
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま…