法人・自治体向けEV導入支援事業などを展開する「REXEV」が「NTT西日本グループ」と資本・業務提携

tips

2022年7月20日、株式会社REXEVは、西日本電信電話株式会社・NTTビジネスソリューションズ株式会社と、資本および業務提携について合意したことを発表しました。

REXEVは、法人・自治体向けEV導入支援事業「Flemobi(フレモビ)」、EVカーシェア事業立ち上げ支援、EVカーシェア事業「eemo」、eモビリティマネジメントプラットフォーム提供サービスなどを展開しています。

「Flemobi」は、EVの導入コンサルティング支援と運用管理を提供するサービスです。

車両運行マネジメントと充放電マネジメントを組み合わせたシステムを特徴としています。EVを動く蓄電池として利用でき、走行していない車両も最大限活用することができます。

また既存のガソリン車も同じシステムで車両管理でき、状態・運行を分析することで、車両削減やEVへの転換を進めていくことができます。

今後、REXEVとNTT西日本グループは、顧客のEVシフトを総合的に支援するソリューションを開発します。2022年度下期から本格的な市場展開を進めます。

EU(欧州連合)は、2035年以降、ハイブリッド車を含むガソリン車の新車販売を事実上禁止にする方針を明らかにしています。販売できるのは電気自動車(EV)もしくは燃料電池車(FCV)のみとなります。

EUの方針はさまざまな議論を生んでいますが、世界的にガソリン車からEV車への転換が進んでいくことは確実であり、国内でもEVの普及に向けた取り組みが加速しています。

ガソリン車のEVへの転換が求められているのは、世界的な脱炭素化の流れによるものです。ガソリン車は走行時に二酸化炭素を排出してしまうため、温暖化を食い止めるためにも削減が必要です。

一方で、2020年の国内の新車販売台数の割合は、EVが約0.6%、PHVが約0.6%で、合わせるとわずか約1.2%にすぎません。電気自動車はまだまだ普及していない状況であることがわかります。

EVが普及しないのは、EVの充電インフラの整備が追いついていないことが大きな要因だといわれています。

たとえば、EVの充電には急速充電であっても15分~60分程度であり、ガソリンの給油よりも時間がかかってしまいます。また都市部以外では充電スタンドが少なく、旅行など長距離を移動する場合にはEVでは不便が生じてしまいます。

一方で、車両・運行を管理したり拠点に充電設備を整備できる社用車(商用車)の場合はこうしたデメリットが小さいため、企業ではEVシフトが脱炭素化の取り組みとして注目されています。

他社との提携や協業は、ビジネスの拡大や新たなイノベーションを起こすために重要なもののひとつです。「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ eemo EV Flemobi NTTビジネスソリューションズ NTT西日本 REXEV カーシェアリング フレモビ マネジメント 導入支援 株式会社 業務提携 西日本電信電話 資本提携 資本業務提携 電気自動車
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

後継者候補専門求人広告メディア運営の「LOCAL STAR」が“輝く”をテーマに発信するWebメディア「LOCAL STAR」をリリース
2020年10月28日、株式会社LOCAL STARは、Webメディア「LOCAL STAR」を2020年10月28日にリリースすることを発表しました。 「LOCAL STAR」は、“輝く”をテーマに…
デジタル通貨・分散型ID発行SaaSプラットフォーム「LITA」を提供する「Digital Platformer」が「北國銀行」「QRインベストメント」と資本業務提携
2023年4月27日、Digital Platformer株式会社は、株式会社北國銀行と業務提携を、さらに関連会社である株式会社QRインベストメントと資本提携を締結したことを発表しました。 Digit…
衛星データを活用した農地状況把握アプリ「アクタバ」などを提供する「サグリ」が「SBテクノロジー」と資本業務提携
2022年12月21日、サグリ株式会社は、SBテクノロジー株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 サグリは、農業・環境の課題解決のため、衛星データ・AI技術・区画技術を活用したサー…
「X1Studio」が音声AI技術の「Aiello」と提携 ホテル専用スマートスピーカーを国内提供開始
2022年8月4日、X1Studio株式会社は、台湾のAiello Inc.と提携し、ホテル向けのスマートAIアシスタントの国内提供を開始したことを発表しました。 Aielloは、ホテル専用のスマート…
「yutori」がバーチャル・インフルエンサー・モデル・エージェント「VIM」を設立
株式会社yutoriは、「VIM(ヴィム)」を設立したことを発表しました。 「VIM」は、バーチャル・インフルエンサーのみが所属するモデル・エージェントです。 所属するバーチャル・インフルエンサーのプ…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集