注目のスタートアップ

Web3エンジニアコミュニティ「UNCHAIN」を運営する「shiftbase」が3.1億円調達

company

2022年7月19日、株式会社shiftbaseは、総額3億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

shiftbaseは、Web3エンジニアコミュニティ「UNCHAIN(アンチェーン)」を運営しています。

Web3の世界で活動する人向けに、アイデアを形にするためのリソースを提供することを目的としたエンジニアコミュニティです。

コミュニティはDisocrd上に形成しており、「LEARN(学習)」「GUILD(共同開発)」「INCUBATE(事業創造)」の3つを提供しています。

「LEARN」では、Ethereum、Polygon、Solanaなどのパブリックチェーンに関連する12個のプロジェクト型の学習コンテンツを提供しています。

「GUILD」では、企業・アーティスト・クリエイターとの共同開発プロジェクトへの参加機会を提供しています。

「INCUBATE」では、オリジナルのプロジェクトを立ち上げる機会を提供しています。具体的には、プロジェクト立ち上げ支援(技術サポートやアイデア壁打ちなど)、コアメンバーの募集などの機会を提供しています。

今回の資金は、採用強化や、「UNCHAIN」のポータルサイトの機能拡張、学習コンテンツの拡充、トークンエコノミクスの構築、プロトコルの開発に充当します。

Web3とは、暗号資産(仮想通貨)の基盤技術として知られるブロックチェーンを実装した次世代のインターネットの概念です。

ブロックチェーンの特徴には、P2P通信、非中央集権型、高い改竄耐性などがあり、インターネットの基盤として実装することで、これらの特徴を備えたインターネットを実現でき、既存のインターネットの課題を克服することができます。

現在我々が利用しているインターネットは、特定の企業が個人情報を独占してしまうといったプライバシーの問題や、企業の一存でユーザーの権利がコントロールされてしまうといった権利の問題を抱えています。

たとえば、電子書籍は広く利用されるようになっていますが、電子書籍サービスは電子書籍のデジタルデータを販売しているのではなく、電子書籍を読むことができる権利を販売しているだけで、電子書籍サービスが終了してしまうと、ユーザーは購入した電子書籍を読むことができなくなってしまいます。

こうした問題は中央集権型の構造がもたらしているため、非中央集権型のインターネットを実現するWeb3が構想されており、近い将来インターネットはWeb3に転換すると予測されています。

ブロックチェーンやAIなどの最新技術を活用したプロダクトの開発は時代をリードすることができます。しかしこれらの技術は専門知識を必要とするため、優秀な人材を獲得する必要があります。「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ shiftbase UNCHAIN Web3 アンチェーン エンジニア クリエイター コミュニティ 学習 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

荷主と配送パートナーをつなぐプラットフォーム「PickGo」など提供の「CBcloud」が60億円調達
2021年12月17日、CBcloud株式会社は、総額約60億円の資金調達を実施したことを発表しました。 荷主と配送パートナーを直接つなぐプラットフォーム「PickGo」や、運送会社向け業務支援システ…
カーボンクレジット売買プラットフォーム「日本カーボンクレジット取引所(JCX)」を提供する「日本GXグループ」が資金調達
2024年11月18日、日本GXグループ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 日本GXグループは、カーボンクレジット売買プラットフォーム「日本カーボンクレジット取引所(JCX)」や、環境…
次世代型ブロックチェーン技術「Grid Ledger System(GLS)」を開発する「アーリーワークス」が1億円調達
2020年7月31日、株式会社アーリーワークスは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 次世代型ブロックチェーン「Grid Ledger System(GLS)」を開発・展開しています…
児童発達支援・放課後等デイサービス・就労継続支援を運営する「HIRAKUホールディングス」が資金調達
2023年1月18日、HIRAKUホールディングス株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 奈良県生駒市・大阪府四條畷市を拠点に、運動療育特化放課後等デイサービス「kaika」、学習支援特化…
自然言語処理AIを活用したSaaS提供の「ストックマーク」がカスタマー・サポート体制構築パッケージ「Zendesk Support Suite」を導入
2020年12月2日、株式会社Zendeskは、ストックマーク株式会社が、「Zendesk Support Suite」を導入したことを発表しました。 「Zendesk Support Suite」は…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集