注目のスタートアップ

工場の現場作業を高精度に解析する画像認識ソフトウェア「Ollo Factory」を展開する「Ollo」が2億円調達

company

2022年7月11日、株式会社Olloは、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Olloは、作業を高精度に解析する画像認識ソフトウェア「Ollo Factory」や、高精度の顔認証ソフトウェア「Ollo Face」を展開しています。

「Ollo Factory」は、作業工程を1サイクルのみ撮影し作業の切れ目を入力するだけで、24時間・365日の作業をすべて同じ基準で自動的に計測できるサービスです。

登録した標準作業の映像と実際の作業の映像の差分をリアルタイムに分析し、作業時間のばらつきやミスを可視化します。作業効率のアップや現場の標準化に活用できます。

また、大掛かりな機材を必要とせず、エッジデバイスのみで導入できることも特徴としています。

製造業では人の手による組立・加工が必要となるケースがまだ多く存在しています。

組み立て作業では作業員のスキルに違いがあるため、どうしても作業時間がばらついてしまいます。

生産性を向上するためには、この作業時間のばらつきを抑えていく必要があります。

たとえば一般的な製造現場では、製品ひとつをつくるためにかかる標準的な時間や作業の順序などが決められた標準作業というものがあります。

もちろん作業員のスキルのばらつきにより標準作業通りの作業が実施できないケースがほとんどであるため、そのばらつきの原因を明らかにすることで改善につなげていくことが可能となります。

改善の方法としては、ひとつの製品が完成するまでの作業プロセスを細かく区切り、それぞれどれだけの時間がかかっているのか計測するというものが実施されています。

「Ollo Factory」は、この作業の分析・計測を簡単に自動化するシステムです。

作業の改善のためには専門的なスキルが必要となります。人手不足が深刻な製造業では「Ollo Factory」といったシステムの導入が進んでいくと考えられます。

企業を成長させていくためにはテクノロジーの活用が重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Ollo Face Ollo Factory ソフトウェア リアルタイム 分析 効率化 可視化 工場 株式会社 標準化 現場 画像認識 自動 解析 計測 資金調達 顔認証
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

尿を送るだけで栄養状態がわかるパーソナル栄養検査「VitaNote」など展開の「ユカシカド」が15億円調達
2021年1月1日、株式会社ユカシカドは、総額約15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 尿を送るだけで栄養状態がわかるパーソナル栄養検査「VitaNote」・「VitaNote Quick」…
クラウド型メールサービス「yaritori」提供の「Onebox」が4,000万円調達
2022年4月21日、Onebox株式会社は、総額4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Oneboxは、クラウド型のメールサービス「yaritori」を運営しています。 メールのみ対…
福祉・介護・教育現場向けのゲーミフィケーションテクノロジー「TANO」を開発・提供する「TANOTECH」が資金調達
2023年6月12日、TANOTECH株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ライオン株式会社です。 TANOTECHは、非接触・非装着型モーショントレーニングツール「TANO」…
温室効果ガス削減のための国際イニシアチブ「SBT」取得を支援する「中小企業のSBT申請サポートサービス」がリリース
2022年5月17日、株式会社エネルギーソリューションジャパンは、新サービス「中小企業のSBT申請サポートサービス」を2022年5月27日から開始することを発表しました。 「中小企業のSBT申請サポー…
月極駐車場管理SaaS「Park Direct」を手がける「ニーリー」が三菱地所グループのCVC「BRICKS FUND TOKYO」から資金調達
2023年11月8日、株式会社ニーリーは、三菱地所株式会社が運営するスタートアップ投資ファンド「BRICKS FUND TOKYO」(共同運営者:株式会社プライムパートナーズ)から資金調達を実施したこ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集