注目のスタートアップ

低アルコールブランド 「koyoi」展開の「SEAM」が6,200万円調達

company

2022年6月23日、株式会社SEAMは、総額約6,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。

SEAMは、低アルコールのクラフトカクテルブランド「koyoi」を展開しています。

今回の資金は、自治体や地域との連携を強化した製造拠点の開拓、新商品の開発・商品改良、購買層拡大に向けたマーケティング強化、安全なアルコール摂取についての啓蒙活動、事業展開に向けた採用強化に充当します。

サントリーの低アルコール飲料である「ほろよい」が登場したのが2009年のことです。同時期にノンアルコール飲料がブームとなり、ノンアルコール飲料は市場に根づきました。

それからアルコール度数の高いストロング系チューハイがブームとなるなど、アルコール飲料の選択肢が増えていきました。

一方で、低アルコール飲料についてはその中途半端な立ち位置からあまり市場拡大していませんでした。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行による巣ごもり需要、健康志向の高まり、酒税法改正などにより、低アルコール・微アルコール飲料に注目が集まっています。

とくに巣ごもり需要によって、これまで体質の問題からアルコールを摂取できなかった層の開拓に成功したことが大きいと考えられています。

また、新型コロナの影響によって飲み会が減り、お酒に対する付き合い方を考える人が増えました。これによって、世界的にソバーキュリアスという「あえて飲まない」ことを選択する人が増えています。とくに20~30代のミレニアル世代はお酒とほどほどに付き合っている割合が高く、そのほどほどに合致する低アルコール飲料が成長しているのです。

SDGsの推進や新型コロナなどの環境の変化により、消費者のニーズも大きく変化しています。そのため、市場を分析することの重要性がさらに高まっています。「冊子版創業手帳」では、自社の強み・弱み、市場の機会・脅威を分析するフレームワークを掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ アルコール 株式会社 資金調達 食品 飲料
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

マルチモーダル機械学習事業展開の「DATAFLUCT」が3億円調達
2021年4月20日、株式会社DATAFLUCTは、3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズです。 データ活用の民主化を実現するため以下の…
デザイン性とテクノロジーによる快適性を両立したハイエンドな別荘を提供する「NOT A HOTEL」がデットファイナンスにより105億円調達
2024年12月2日、NOT A HOTEL株式会社は、デットファイナンスにより総額105億円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約223億円(エクイティ総額約…
クラウド録画サービス「セーフィー」が新型コロナ対策支援パッケージの無料提供を開始
2021年1月19日、セーフィー株式会社は、「Safie Pocket2(セーフィー ポケット2)」を2カ月間無料で利用できる新型コロナ対策支援パッケージの提供を開始したことを発表しました。 セーフィ…
蚕を原料とした次世代食品「シルクフード」を開発する「エリー」が4,500万円調達
2020年3月12日、エリー株式会社は、総額約4,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 蚕を原料とした次世代食品「シルクフード」を開発しています。 蚕は、タンパク質やビタミンなどの基本的…
オンライン型ファクタリングサービス「OLTAクラウドファクタリング」を提供する「OLTA」が25.3億円調達
2023年6月21日、OLTA株式会社は、総額約25億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 OLTAは、オンライン完結型のファクタリングサービス「OLTA(オルタ)」や、「OLTA」…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集