創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年6月15日「リアルテックファンド」が細胞の再生を司るオートファジーの社会実装を目指す「AutoPhagyGO」に出資
2022年6月14日、リアルテックホールディングス株式会社は、株式会社AutoPhagyGOに投資を実行したことを発表しました。
AutoPhagyGOは、大阪大学の吉森研究室に蓄積されたオートファジーの研究成果・研究ネットワーク・ノウハウをベースに産業活用の基盤を作り、オートファジーの社会実装を目指す、大阪大学吉森研究室発のベンチャー企業です。
AutoPhagyGOは、オートファジー活用のためのオープンイノベーションプラットフォームの役割を果たすため、企業間のコラボレーションマッチングを促進し、得られた資金を再び大学との基礎・臨床研究に循環させる仕組みを構築することを目指しています。
—
オートファジーとは、細胞内で不要な物資を取り除いたり、有害な物質から細胞を守ることで、身体を正常に保つための仕組みのことです。
オートファジーは細胞の新陳代謝と有害物除去の2つの作用により細胞の健康を保っていますが、有害なものがオートファジーの処理を上回ったり、オートファジーの機能が低下してしまうと病気になってしまいます。
機能低下の原因はRubiconというタンパク質の増加なのですが、Rbiconは加齢や脂っこい食事によって増加します。動物実験でRubiconをなくした場合、さまざまな病気にかからなくなったり、寿命が1.2倍に延びたり、加齢による活動の低下や神経変性疾患が改善されることがわかっています。そのためオートファジーは健康を保つために非常に重要なものなのです。
AutoPhagyGOは、このオートファジーに関する世界最高水準の測定法を細胞・組織・個体レベルで実施できます。この測定技術やオートファジーのノウハウをもとに各企業と共同で、創薬・食品開発・化粧品開発を行い、オートファジーの産業活用・社会実装を目指しています。
研究開発型のビジネスでは資金調達が非常に重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | AutoPhagyGO Rubicon オートファジー ヘルスケア リアルテックホールディングス 健康 大阪大学 株式会社 細胞 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年5月19日、Chatwork株式会社は、「Chatwork アプリフォン」の提供を開始したことを発表しました。 「Chatwork アプリフォン」は、個人が所有するスマートフォンを法人携帯と…
2023年6月30日、株式会社Mathmajiは、資金調達を実施したことを発表しました。 Mathmajiは、グローバル向け算数学習アプリ「Mathmaji(マスマジ)」を開発しています。 現在β版を…
2022年5月11日、メトロエンジン株式会社は、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 メトロエンジンは、ホテル・宿泊施設向けのレベニューマネジメントを支援するツール「メトロエンジン レ…
2022年2月10日、株式会社スタッフライフは、「Yebima(ヱビマ)」を2022年春にリリース予定であることを発表しました。 「Yebima」は、仕組みが理解可能で、安心して売買できるUI/UXの…
2022年12月13日、株式会社ccppは、資金調達を実施したこと、および、2022年12月2日に会社を設立したことを発表しました。 ccppは、AIイラストを閲覧・投稿できる専門サイト「chichi…
大久保の視点
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…