注目のスタートアップ

建機レンタル業界向けDXサービスを提供する「SORABITO」が資金調達

company

2022年6月10日、SORABITO株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

SORABITOは、建機レンタル会社向けオンラインレンタル機能構築支援クラウド「i-Rental 注文アプリ」、建機レンタル会社向けクラウド型業務支援ツール「i-Rental 受注管理」、建機レンタル会社向けAI経営分析「i-Rental AI」を提供しています。

「i-Rental 注文アプリ」は、建機レンタル会社が自社アプリを通じ、建設会社に建機レンタルのオンライン注文機能などを提供できるサービスです。

今回の資金は、企画・開発・拡販を担う人材の採用に充当する予定です。

建機レンタル事業は、油圧ショベル・ブルドーザー・クレーンなどの建設機械を貸し出すビジネスです。

この業界の業績は国内の土木・建設業界と比例しており、近年は自然災害に伴う復興や、インフラの再整備などの需要があり堅調に推移しています。

建機は大きな機械であるため保管場所のコストがかかります。機械そのものも高価であるため、レンタルのメリットは高いといえます。このことから、国内において使用されている建機の約6割はレンタルとなっています。

建機レンタル業界におけるレンタルの受発注は主に電話で行われていました。

一方、建設現場は24時間稼働している現場もあり、夜中に建機を注文したいケースがあります。しかし、電話注文は営業時間内しか受けつけておらず、注文が集中する時間帯もあるため、受発注に時間と手間がかかることが課題となっていました。

建機を発注する建設会社側としても発注業務は面倒な業務のひとつであり、オンラインで注文できる仕組みの構築が求められていました。

こういった状況から、業界大手の西尾レントオールは、2020年11月発表の中期経営計画で「オンラインレンタルの実現」を掲げ、2021年7月からSORABITOの「i-Rental 注文アプリ」を活用しオンラインレンタルに取り組んでいます。

また、業界最大手のアクティオも2020年10月からWeb注文サービスを開始しており、建機レンタル業界では、受発注を効率化するためのオンライン化が進んでいます。

効率化はどの企業でも大きな課題となっています。創業期は最新のシステムを導入できる機会でもあるため、効果的なシステムやツールを選定・導入するとよいでしょう。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI DX SORABITO Web注文 アプリ オンライン化 レンタル 受注 受発注 建機 建設 建設機械 株式会社 業務支援 注文 発注 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「SBIホールディングス」と「Preferred Networks」が次世代AI半導体開発等に向け資本業務提携
SBIホールディングス株式会社と、株式会社Preferred Networksは、資本業務提携に関する基本合意書を締結したことを発表しました。 Preferred Networks(PFN)は、AI技…
APIプリント・プラットフォーム提供「グーフ」が6,000万円調達
2019年11月8日、株式会社グーフは、総額6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 マーケティング・オートメーションや、EC、顧客データベースなど、様々なデータ・リソースとAPI連携し…
「SiNCE」が住宅ローン審査業務を自動化・外部化する「Rev-Work 住宅ローン事前審査版」をリリース
2021年11月17日、株式会社SiNCEは、「Rev-Work 住宅ローン事前審査版」をリリースしたことを発表しました。 「Rev-Work 住宅ローン事前審査版」は、事前審査用紙記入の案内や、郵送…
電気自動車充電サービス「WeCharge」提供の「ユビ電」が「オリックス」から資金調達
2022年9月27日、ユビ電株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、オリックス株式会社です。 また、オリックス自動車株式会社と業務提携契約を締結したことも併せて発表しています。 …
買取比較サイト「ヒカカク!」やトレカ・スニーカーフリマアプリ「magi」などを展開する「ジラフ」が7億円調達
2023年12月4日、株式会社ジラフは、総額約7億円(うちエクイティ約5億円)の資金調達を実施したことを発表しました。 ジラフは、買取比較サイト「ヒカカク!」や、トレカ・スニーカーフリマアプリ「mag…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集