「Tanaakk」が保育施設向けのIoTを活用した午睡チェックサービスを提供する「icuco」に出資

tips

Tanaakk株式会社は、icuco株式会社の普通株式による第三者割当を運営する「HITSERIESファンド」の第1号案件として2022年6月2日付で引き受けたことを発表しました。

icucoは、午睡チェックセンサー「icuco」を提供しています。

0~3歳の乳幼児が生活する園内にあっても誤嚥・窒息を防止できる大きさの独自設計のIoTデバイスにより、乳幼児の午睡をチェックするサービスです。

午睡チェックでは、体動、寝姿勢のチェックから、皮膚温度、脈拍もチェックし、乳幼児の些細な異変も見逃さないようにしています。

icucoは、武蔵精密工業株式会社の社内プロジェクトとして2017年にスタートし、2018年にカーブアウトして誕生した企業です。

乳幼児のお昼寝(午睡)は健康的な成長や生活リズムの形成のために欠かせないものです。

しかし、乳児のお昼寝には、乳幼児突然死症候群(SIDS)というリスクがあります。

SIDSは、何の予兆もなく睡眠中の乳幼児が突然死に至る病気です。

日本では年間100名前後の乳幼児がSIDSにより亡くなっており、その原因はわかっていません。

SIDSはうつ伏せに寝ていることでリスクが高くなることがわかっているため、発症を減らすため仰向けに寝かせることが推奨されています。

またうつ伏せ寝には窒息などのリスクもあるため、乳幼児を預かる保育施設などには、ちゃんと呼吸を行っているか、適切な体勢で眠っているか、といった乳幼児の状態をチェックする午睡チェック(ブレスチェック)という業務が存在しています。

0歳児は5分に1回、1~2歳児は10分に1回のチェックが望ましいとされていますが、実際の現場では完璧に実施することは困難であるというのが実情です。

近年はIoTデバイスの低廉化・高機能化が進んできており、この午睡チェックにおいてもIoTを活用したサービスが登場しています。IoTを活用した午睡チェックサービスは、保育士の業務効率化と精神的負担の軽減に貢献しています。

デジタル時代において企業の利益を最大化させるためには、IoTなどのテクノロジーを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ HITSERIES icuco IoT Tanaakk ブレスチェック 乳幼児 保育施設 午睡 午睡チェック 株式会社
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

牡蠣の人工種苗生産・販売から養殖技術までを手がける「リブル」が1億円調達
2022年2月1日、株式会社リブルは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 牡蠣の人工種苗生産・販売から、養殖・販売・スマート漁業化まで、牡蠣関連事業に取り組んでいます。 今回の資金は、…
現代アートのECサイト運営の「TRiCERA」が1.15億円調達
2021年2月3日、株式会社TRiCERAは、総額1億1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 現代アートのECサイト「TRiCERA.NET」や、ワン・ストップ・サービス型アート・スペ…
モデル予測制御(MPC)×機械学習による最適制御AI「Smart MPC」を手がける「Proxima Technology」が9,000万円調達
2023年8月10日、株式会社Proxima Technologyは、9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Proxima Technologyは、機械学習・最適化・制御・3次元デー…
「リウボウ」が「Shima&Co」に出資 シード・テクノロジーを活用したプロテインの商品開発・販売へ
2023年3月24日、株式会社リウボウは、Shima&Co株式会社に出資したことを発表しました。 Shima&Coは、共同創業者であるザック・ベル博士が沖縄科学技術大学院大学で開発した技術である「シー…
完全オンラインの経営スクール「やさしいビジネススクール」を運営する「やさしいビジネスラボ」が3,000万円調達
2022年11月4日、株式会社やさしいビジネスラボは、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 やさしいビジネスラボは、完全オンラインの経営スクール「やさしいビジネススクール」を運営して…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集