注目のスタートアップ

プロジェクト管理アプリ「KANNA」提供の「アルダグラム」が20億円調達

company

2022年6月1日、株式会社アルダグラムは、総額約20億円の資金調達を実施したことを発表しました。

アルダグラムは、建設業・不動産業・製造業などのノンデスクワーク業界向けプロジェクト管理アプリ「KANNA(カンナ)」を提供しています。

移動・事務作業などの業務を効率化し、施工といった生産性の高い時間を最大化することを目的としています。

クラウドでの写真・図面管理などやチャット機能により、遠隔での業務も支援しています。

無料で利用できること、スマートフォンでの使いやすさを特徴としています。

今後、ヨーロッパ・アフリカ・東南アジアなど海外への事業展開を準備しています。

また引受先の1社である株式会社MonotaROとは業務提携も行います。MonotaROは、事業者向け工場用間接資材の販売サイト「モノタロウ」を運営しています。

建設業、製造業は、経験などに頼る部分が大きく、さらに現場作業が多いため、DXが進んでいない業界としていわれています。

専門性が高いため経験のあるベテランが多い、新規就業者が少ない、年配就業者の離職が少ないという特徴から高齢化が進んでいます。

これらの業界が持続的に発展していくためには若い就業者を獲得する必要があり、そのためにはDXの推進により働きやすい環境を整え、効率化によって時間を創出し技術の継承を行っていくことが重要だと考えられています。

また、前述の通り高齢化が進んでいるためITスキルが低い人材が多く、シンプルで使いやすいシステムが求められています。

アルダグラムはノンデスクワーク業界においてプロジェクト管理アプリ「KANNA」を提供することで上記の課題を解決することを目指しています。

また、株式会社MonotaROとの業務提携により、「KANNA」をMonotaROの顧客へと提供していくことを発表しており、今後のさらなるシェア拡大に注目が必要です。

デジタル時代において企業の利益を最大化させるためには、テクノロジーを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

カテゴリ 有望企業
関連タグ KANNA カンナ クラウド プロジェクト管理 ものづくり 不動産 建設 建設業 施工 株式会社 現場 製造 製造業 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

首相官邸YouTubeチャンネルにてスタートアップ企業によるトークセッション等が公開中
首相官邸の公式YouTubeチャンネルにおいて、「加速するスタートアップ」と題したトークセッションを公開しています。 政府は、スタートアップエコシステムの確立のため、2022年から「スタートアップ育成…
日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」を運営する「Clear」が資金調達
2025年3月3日、株式会社Clearは、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は24.4億円に達しています。 Clearは、日本酒ブランド「SAKE HUNDRED…
シンセティックデータ(合成データ)を生み出すシンセティックAIを活用した事業を展開する「データグリッド」が3億円調達
2021年11月29日、株式会社データグリッドは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 合成された動画像や音声データなど(シンセティックデータ)を生成するAIであるシンセティックAIの開…
「サンキャク」がYouTubeを活用したデジタル展示会構築サービスを提供開始
2020年10月22日、サンキャク株式会社は、YouTubeを活用したデジタル展示会構築サービスの提供を開始することを発表しました。 このサービスは、商品・サービスのアピール・ポイントや顧客層・潜在顧…
BPOサービス「一括請求サービス」を提供する「インボイス」が「千葉興業銀行」とBPOサービスにおいて業務提携
2023年5月31日、芙蓉総合リース株式会社の連結子会社である株式会社インボイスは、株式会社千葉興業銀行とBPOサービスの提供を目的とした顧客紹介に関する業務提携契約を締結したことを発表しました。 イ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集