注目のスタートアップ

コンテンツプロデュース事業などを展開する「Minto」が資金調達

company

2022年5月10日、株式会社Mintoは、総額約6億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、株式会社カカオピッコマと資本業務提携契約を締結したことも併せて発表しました。

Mintoは、漫画を活用したSNSマーケティングを展開する株式会社wwwaapと、NFT/メタバース領域でのIPプロデュースを行う株式会社クオンが経営統合して生まれた企業です。

クリエイターを中心に据え、クリエイターコミュニティ事業、コンテンツソリューション事業、IPプロデュース事業を展開することで、Minto独自の経済圏を創出することを目指しています。

2022年2月には、縦長スクロールとフルカラーを特徴とするWeb漫画(Webtoon)の制作スタジオ「Minto Studio(ミントスタジオ)」を立ち上げ、Webtoon事業を開始しています。

カカオピッコマは、人気漫画・SMARTOON(Webtoon)・オリジナル漫画・ライトノベルを楽しむことができる漫画アプリ/サイト「ピッコマ」を展開しています。

カカオピッコマとの提携により、カカオピッコマが保有する膨大なデータを活用し、Webtoonの開発体制を強化します。

また、漫画の特性を活かした新たな広告コンテンツの開発や、ブロックチェーン領域でのIP・コンテンツ開発なども行っていきます。

韓国発のデジタルコミックである「Webtoon(ウェブトゥーン)」の人気が世界的に高まっています。

Webtoonとは、スマートフォンの縦長の画面での閲覧に最適化した漫画(表現)で、縦長スクロール・フルカラーであることを特徴としています。

WebtoonはNaverが商標登録していることもあり、日本でWebtoonを展開するプラットフォームとして有名な「ピッコマ」はSMARTOONと呼んでいます。

世界のWebtoonの市場規模は、2021年の36億7,347万ドルから、2028年には262億1,359万ドルに達すると予測されています。地上波でドラマ化される作品もあり、今後主流なコンテンツのひとつとして定着するのではないかと考えられています。

日本は漫画大国として考えられていますが、Webtoonの領域に限っていえばヒット作がほとんど出ていません。Webtoonが世界に広まるスピードはとてつもないものがあり、日本の漫画/エンターテインメント業界にはこの流れに置いていかれるのではないかという危機感が漂っています。

Mintoは、日本発の世界に広がるコンテンツを創造することを目指し、Webtoon制作スタジオ「Minto Studio」の運営など様々な事業を展開していくようです。

他社との提携や協業は、収益を伸ばすだけでなく、新たなイノベーションにもつながるかもしれません。「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ IP Mint NFT SMARTOON SNSマーケティング webtoon エンターテインメント カカオピッコマ クリエイター コミュニティ コンテンツ ピッコマ プロデュース マンガ メタバース 株式会社 漫画 経済圏 資本業務提携 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

店舗向け集客一元化プラットフォーム「口コミコム」などを運営する「mov」が資金調達
2025年1月15日、株式会社movは、資金調達を実施したことを発表しました。 これによりシリーズBラウンド全体での調達額は総額30億円に達し、累計調達額は50億円を突破しています。 movは、店舗向…
有用化合物のバイオ生産を可能にする情報基盤を開発する「digzyme」が3,000万円調達
2020年5月29日、株式会社digzymeは、総額約3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 生命科学研究のビッグデータ解析によって有用化合物の新規バイオ生産開発を可能とする情報基盤を…
デジタルファブリケーション技術を活用した建築設計事業などを手掛ける「VUILD」が1.4億円調達
2022年7月29日、VUILD株式会社は、総額約1億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、コクヨ株式会社、小豆島ヘルシーランド株式会社、株式会社スピーディ、野原ホールディ…
ファンとIPをつなぐ共創型のコミュニティプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」を手がける「Gaudiy」が資金調達
2025年5月8日、株式会社Gaudiyは、資金調達を発表しました。 引受先は、ソニーグループ株式会社と、株式会社バンダイナムコホールディングスです。 Gaudiyは、ファンとIPをつなぐ共創型のコミ…
微小重力環境を再現する装置など提供の「スペース・バイオ・ラボラトリーズ」が1億円調達
2020年6月24日、株式会社スペース・バイオ・ラボラトリーズは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 地上で模擬的に微小重力環境を再現する重力制御装置「Gravite(グラビテ)」や…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集