注目のスタートアップ

商用EV車両の製造・販売を行う「EVモーターズ・ジャパン」が3.26億円調達

company

2022年4月28日、株式会社EVモーターズ・ジャパンは、総額3億2,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。

2022年4月12日にも総額3億円の資金調達を実施しています。

EVモーターズ・ジャパンは、商用EV車両(バス・トライク・物流車)の製造・販売を行っています。

30年以上にわたってリチウムイオン電池の充放電応用システムを開発しています。培ってきたリチウムイオン電池技術を応用し、世界最高クラスの低電力消費率・長寿命・高い安全性を備えたEVを開発しています。

今回の資金は、顧客のニーズに応じた新車種の開発と、売上増加に伴う運転資金に充当する予定です。

今後、北九州向上の建設を計画しており、商用EVの量産体制を整えていくことを予定しています。

EUは2035年にガソリン車の販売を事実上禁止にするという方針を明らかにしています。販売できるのは電気自動車(EV)もしくは燃料電池車(FCV)のみとなります。これにより世界的にガソリン車からEV車への転換が進むと見られています。

国内では政府により「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」が示され、乗用車は2035年までに新車販売で電動車100%に、商用車は小型車両については新車販売で2030年までに電動車20%~30%、2040年までに電動車・脱炭素燃料車100%を目指すとしています。

一方で、2020年の新車販売台数の割合では、EVが約0.6%、PHVが約0.6%で、あわせて約1.2%となっています。いまだガソリン車が50%以上を占めており、電気自動車はまだまだ普及していない状況にあります。

EVが普及しない理由としては、急速充電であっても15分~60分と時間がかかるため旅行といった長距離で利用しづらいことや、旅先で充電スタンドを探さなくてはならないことなどが挙げられます。

しかしこれは個人ユーザー視点でのEVの課題であり、商用車両では走行ルートが決まっていますし、車両を保管・メンテナンスするための拠点が存在します。

充電の管理なども比較的容易いため、商用車ではEVの導入がしやすいのです。また、企業活動としてもSDGsやESGへの取り組みが推進されており、車両をEVに転換したいというニーズが高まっています。

プロダクトの開発には豊富な資金が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ EV EVモーターズ・ジャパン トライク バス モビリティ リチウムイオン電池 株式会社 物流者 自動車 製造 販売 資金調達 電気自動車
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

オルタナティブ投資プラットフォーム「LUCA」を開発する「LUCAジャパン」が資金調達
2022年6月15日、LUCAジャパン株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 LUCAジャパンは、オルタナティブ投資プラットフォーム「LUCA」を開発しています。 ヘッジファンド、プライベ…
ESG/SDGsに特化した非財務データプラットフォーム「TERRAST」提供の「サステナブル・ラボ」が資金調達
2022年3月9日、サステナブル・ラボ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ESG/SDGsに特化した非財務データプラットフォーム「TERRAST(テラスト)」(β版)を提供しています。…
EC特化型のAIシステム開発の「LISUTO」が「佐川急便」と資本業務提携 EC事業者向けソリューションを提供
2021年4月20日、LISUTO株式会社は、佐川急便株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 LISUTOは、スラエルに開発拠点を構え、商品詳細などのテキストからタグを自動登録するA…
デジタルイネーブルメントプラットフォームを提供する「WE UP」が5,900万円調達
2023年2月22日、株式会社WE UPは、総額5,900万円の資金調達を実施したことを発表しました。 WE UPは、ノーコード・プログラミング不要でWebサイト上のサービスガイドを作成できるデジタル…
トークン発行型のクラウドファンディングサービス「FiNANCiE」やNFT事業などを手がける「フィナンシェ」が「丸井グループ」から資金調達
2023年3月28日、株式会社フィナンシェは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社丸井グループです。 フィナンシェは、トークン発行型のクラウドファンディングサービス「FiNANC…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集