注目のスタートアップ

商用EV車両の製造・販売を行う「EVモーターズ・ジャパン」が3億円調達

company

2022年4月12日、株式会社EVモーターズ・ジャパンは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、西日本鉄道株式会社、第一交通産業株式会社などです。

EVモーターズ・ジャパンは、商用EV車両(バス・トライク・物流車)の製造・販売を行っています。

30年以上にわたってリチウムイオン電池の充放電応用システムを開発しており、培ってきたリチウムイオン電池技術を応用し、世界最高クラスの低電力消費率・長寿命・高い安全性を備えたEVを開発しています。

西日本鉄道とは、バス整備事業や、EVモビリティに関する新規事業の創出のための連携を行います。

第一交通産業とは、小型トラックをベースとしたEV乗合バスを共同開発し、その全国的な販売展開のために協議を行っています。

今回の資金は、さらなる商用EVの開発・製造に充当されます。

EUは2035年にガソリン車の販売を事実上禁止にするという方針を明らかにしています。販売できるのは電気自動車(EV)もしくは燃料電池車(FCV)のみとなります。

国内では政府により「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」が示され、乗用車は2035年までに新車販売で電動車100%に、商用車は小型車両については新車販売で2030年までに電動車20%~30%、2040年までに電動車・脱炭素燃料車100%を目指すとしています。

一方で、2020年の新車販売台数の割合では、EVが約0.6%、PHVが約0.6%で、あわせて約1.2%となっています。いまだガソリン車が50%以上を占めており、電気自動車はまだまだ普及していない状況にあります。

EVが普及しない理由としては、急速充電であっても15分~60分と時間がかかることなどにより旅行などの長距離で利用しづらいこと、旅先で充電スタンドを探さなくてはならないことなどが挙げられます。

しかしこれは乗用車にとっての課題です。商用車はルートが決まっており、充電の管理なども行えるため、EVの導入がしやすいという側面があります。また企業活動としてもSDGsやESGへの取り組みが推進されており、車両をEVに転換したいというニーズが高まっています。

プロダクトの開発には豊富な資金が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ EV EVモーターズ・ジャパン トライク バス モビリティ リチウムイオン電池 株式会社 物流者 自動車 製造 販売 資金調達 電気自動車
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

製造業の受発注プラットフォーム「CADDi」運営と製造業DXの「キャディ」が80.3億円調達
2021年8月24日、キャディ株式会社は、総額80億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 製造業の受発注プラットフォーム「CADDi(キャディ)」の運営や、バリューチェーン全体に潜む…
独自冷凍技術により地域のパン屋と消費者をつなぐ「パンフォーユー」が6億円調達
2022年6月1日、株式会社パンフォーユーは、総額約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 パンフォーユーは、独自の冷凍技術とテクノロジーを活用し、個人向けパン宅配サービス「パンスク」や、法人…
習慣化アプリ「みんチャレ」を手がける「エーテンラボ」が資金調達
2024年1月22日、エーテンラボ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 今回のA2ラウンドでの調達額は、合計4億4,000万円となります エーテンラボは、習慣化アプリ「みんチャレ」を開発…
ペット飼育家庭の住宅需要獲得のための住宅業界向けパッケージサービス「PAWs SCRIPT」が提供開始
2022年1月11日、ペットライフスタイル株式会社は、「PAWs SCRIPT(パウスク)」の提供を開始したことを発表しました。 「PAWs SCRIPT」は、集客+対応スキル+付加価値の高い提案とい…
金属基複合素材を開発する「アドバンスコンポジット」が15億円調達
2024年11月7日、アドバンスコンポジット株式会社は、総額15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 アドバンスコンポジットは、従来の単一素材にはない特性を持つ金属基複合素材を開発しています。…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集