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2022年4月6日医薬品情報プラットフォームを開発する「MediFrame」が8,000万円調達

2022年4月5日、株式会社MediFrameは、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
MediFrameは、医薬品情報プラットフォーム「MediFrame」を開発しています。
薬局・薬剤師によるがんや希少疾患の服薬管理の課題を解決するため、患者・薬局・病院の3者をつなぎ、薬剤師が患者を定期的にモニタリングし、その結果を病院にフィードバックする環境を構築することを目指しています。
適切な服薬管理を実現することで、患者の生存期間を延ばすこと、治癒に向かう患者を増やすこと、薬剤師のかかりつけ薬剤師としての役割を支援することを目的としています。
2022年4月現在、「MediFrame」のローンチに向けた準備を進めています。
今回の資金は、医療系のバックグラウンドを持つ人材やエンジニア人材の採用強化、組織体制の整備に充当されます。
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創薬の分野では新たなイノベーションが起こり、がんや希少疾患に対する新薬が登場しています。一方で、薬の専門性が上がったことにより、医師でも知らない薬がたくさんあるような状況になっています。専門的な薬はそれが適用される事例も少なく、医師が経験を積む機会がないため、医師にとっては大きな負担となっています。
在宅での抗がん剤治療では、往診時に医師が薬の副作用や服薬中の生活に関するヒアリングを行います。しかし知識の乏しい薬の場合、このヒアリングがうまくいかず、不適切な減薬・投薬の中止などが起こってしまいます。
また、政府は在宅治療を推進していますが、服薬指導・管理の課題や医師の人手不足が大きな課題となっています。そのため、薬に関する専門的な知識を持つ薬剤師・薬局が医療の一翼を担えるような環境の構築が必要となっているのです。
このような観点から、薬剤師・薬局に向けた様々なプラットフォームやサービスが開発・提供されはじめています。
「MediFrame」は、抗がん剤や希少疾患に対する医薬品など、最新で専門性の高い情報をカバーすることを特徴とする医薬品情報プラットフォームです。これにより、患者・薬局・病院、そして製薬企業もつなぐことで、医薬品治療の環境を変革することを目指しています、
創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。
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