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データ人材プラットフォーム展開の「SIGNATE」がMBO 6億円を調達

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2022年4月1日、株式会社SIGNATEは、経営陣によるマネジメント・バイアウト(MBO)を実施するとともに、総額約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、データスキルマネジメントSaaS「SIGNATE Cloud」を同日にローンチしたことも発表しました。

SIGNATEは、AI/データ分析人材が登録するデータサイエンスプラットフォーム「SIGNATE」を構築しています。

このプラットフォームでは、企業・行政が抱えるデータ課題に登録人材が挑戦し、コンペ方式で最高性能のAIを開発するコンペサービス「SIGNATE Competition」や、AI/データサイエンスを実践形式で学ぶことができる学習サービス「SIGNATE Quest」を展開しています。

ローンチされたデータスキルマネジメントSaaS「SIGNATE Cloud」は、社員のデータスキルを可視化するスキルアセスメントや、社内限定のコンペ開催など、優秀な社員の発掘やレベルに応じた育成を行うことができるサービスです。

今回の資金は、「SIGNATE Cloud」の展開強化などに充当されます。データスキルの客観的評価法の検定化など社会の公器として活用できるサービスとしての成長を目指しています。

経済産業省は、日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)が実現できなかった場合、2025年以降、最大で12兆円/年の経済損失が生じる可能性を指摘し、これを2025年の崖と呼んでいます。

DXではデジタル化によって得られたデータをいかに活用するかが重要ですが、多くの企業ではデータを分析・活用するための基盤がないこと、データを扱う人材がいないことが課題となっており、本質的なDXが進んでいません。

特にデータサイエンティストなどのデータ人材は重要な存在であり、数少ない人材の中から、自社の課題に合った人材を活用することも求められるため、企業では大きな課題となっています。

SIGNATEは、AI/データ分析人材の活用・育成のためのプラットフォーム「SIGNATE」の運営により、DX推進の基礎となるデータ人材の課題の解決に取り組んでいます。また、今回ローンチしたSaaS「SIGNATE Cloud」により、外部人材の活用だけでなく、組織内部の人材の育成も手がけることで、企業のデータ人材の活用・育成を様々な角度から支援していくようです。

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