注目のスタートアップ

NFT検索プラットフォーム「NFT iD」開発の「Masentic」が資金調達

company

2022年3月16日、株式会社Masenticは、資金調達を実施したことを発表しました。

NFT検索プラットフォーム(NFTソーシャルエクスプローラー)「NFT iD」を開発しています。リリースは3月28日を予定しています。

10,000件以上のNFTプロダクトを検索できるプラットフォームです。正規情報を網羅的に検索できるほか、著名人の購入履歴を確認できる「フォロー&フィード機能」などにより、信頼できるNFTプロダクトを簡単に発見することができます。

将来的にはNFTの特性を活かした“身分証”や“装飾品”として機能するNFTの発行・データ提供サービスの提供を目指しています。

今回の資金は、人材採用、プロダクト開発、マーケティング、国外の活動・市場調査に充当されます。

NFT(Non-Fungible Token, 非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を活用することにより、デジタルデータに唯一無二の資産的価値を付与する技術/コト/モノを指します。

これまで画像や音楽などのデジタルデータは容易に複製(コピー)や改竄することが可能でした。そういった特性からデジタルデータはモノとしての価値は薄く、たとえばアート市場においてもデジタルデータは資産的な価値がつきませんでした。

しかし、NFTの登場により大きく状況が変化しました。NFTはデジタルデータが改竄されていないことを証明するため、たとえば事業者がデジタルデータを数量限定で流通させることも可能となったのです。

一方で、ブロックチェーン技術を利用した暗号資産の投機的な側面が注目されていたこともあり、NFTを活用したアート作品であるNFTアートに考えられないほどの高値がつきました。これにより、利益を得ることを第一とするプレイヤーが多数参入し、NFTに懐疑的な目線が向けられるようになっています。

もちろん、NFTはただの技術であり、それを悪用する者・組織が悪いということはいうまでもありません。NFTアートが価値を有していることは事実であり、まともなNFTアートが流通することになれば、それはオンラインでのアート市場が形成されたことになります。そのため、NFTが正しく流通する仕組みを構築することが重要なのです。

Masenticは、まずは「NFT iD」の提供を通じ、玉石混淆の状態にあるNFTプロダクトにおいて正しい情報を取得できる環境を構築することを目指しています。

信頼できる情報は起業においても武器となります。「冊子版創業手帳」では、起業家・専門家の生の声から情報を精査し、本当に使える起業ノウハウだけを掲載しています。無料で入手できますので、ぜひご活用ください。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Masentic NFT NFT iD プラットフォーム 株式会社 検索 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スポーツ・ウェルネスD2Cの「TENTIAL」が資金調達
2020年7月1日、株式会社TENTIALは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社アカツキや、プロ・テニス・プレイヤーの西岡良仁選手などです。 スポーツ・メディア「SPOSHIR…
エンジニア向けAIヘッドハンティング・サービス「LAPRAS SCOUT」など展開の「LAPRAS」が3.5億円調達
2020年9月14日、LAPRAS株式会社は、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 以下のサービスを展開しています。 ・個人向けのスキル可視化サービス「LAPRAS」 ・エン…
サイバー・セキュリティの「Blue Planet-works」が23億円調達
2019年9月2日、株式会社Blue Planet-worksは、総額23億円の資金調達を実施したことを発表しました。 コンピューター・ウイルスが侵入されても発症しない独自技術を活用した「AppGua…
AI自動翻訳「ヤラクゼン」がクラウドストレージの「Box」と連携し「ヤラクゼン for Box」を提供開始
2022年5月6日、八楽株式会社は、提供する「ヤラクゼン」において、株式会社Box Japanが提供する「Box」と連携し、新サービス「ヤラクゼン for Box」の提供を開始することを発表しました。…
自動野菜収穫ロボット開発の「inaho」が資金調達
2019年8月28日、inaho株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 自動野菜収穫ロボットと、そのロボットを活用したSaaSモデルのサービスを開発しています。 今回の資金は以下の点の強化…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集