注目のスタートアップ

未来査定型資金調達プラットフォーム「Yoii Fuel」運営の「Yoii」が2,500万円調達

company

2022年2月1日、株式会社Yoiiは、総額2,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

2021年10月には総額1億円の資金調達を実施しています。

Yoiiは、未来査定型資金調達プラットフォーム「Yoii Fuel」(β版)を運営しています。

過去の売上データを分析し、将来生じる売上(将来債権)を予測することで成長資金の調達を可能にするサービスです。

株式の希薄化がない(出資ではない)こと、連帯保証・担保なし(融資ではない)であること、6営業日以内のスピーディな調達を特徴としています。

広告宣伝費、仕入れ、株式希薄化防止などの利用シーンを想定しています。

資金調達の手段としては、主に株式(エクイティ)と負債(デット)の2種類が考えられます。

株式による資金調達(エクイティファイナンス)は、調達までに時間がかかること、コストが高いこと、株式が希薄化してしまうことがデメリットです。

借入による資金調達(デットファイナンス)は、返済義務があるため、リスクが増えてしまうことがデメリットです。

スタートアップはその成長ステージによって事業リスクが様々でありながら、資金調達手段が限られており資金調達ニーズとのミスマッチが起きていることが大きな課題となっています。

その課題を解決するため、近年は新たな資金調達手段を提供するサービスがいくつか登場しています。

とはいえ、やはり株式か負債のどちらかをベースにしたものが多く、上記にあげたデメリットを解消するような資金調達手段は少ないままとなっています。

Yoiiが提供する「Yoii Fuel」は、近年米国で台頭してきた、レベニューベース(収益ベース)の資金調達サービスを参考にした新たな資金調達手段です。

近年はサブスクリプションモデルを採用するビジネスが増えており、収益の予測がしやすくなっています。

レベニューベースの資金調達サービスは、この収益予測がしやすいという点を利用し、エクイティでもデットでもないファイナンスを提供しているのです。

スタートアップの成長には資金調達が欠かせません。累計200万部を発行する起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、クラウドファンディングを成功させるためのノウハウや、VCから出資を受けるための方法などを掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ プラットフォーム 分析 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「G-VIS」が資金調達 生成AIによるアニメ制作を決定
2023年11月7日、株式会社G-VISは、資金調達を実施したことを発表しました。 G-VISは、3DCGによる動画撮影と生成AI技術を活用し、短期間でのアニメ制作の実現を目指しています。 11月から…
インフルエンサー・プラットフォーム事業の「WoW JAPAN」とインフルエンサー・マーケティングの「リグラフィティ」が業務提携
2020年10月12日、株式会社WoW JAPANと、株式会社リグラフィティは、2020年10月2日に業務提携したことを発表しました。 WoW JAPANは、インフルエンサーとブランドをマッチングする…
緊急情報をAIで収集するサービスなどの「JX通信社」が5億円調達
2019年7月11日、株式会社JX通信社は、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SNS上の災害・事故・事件などの緊急情報を、AIで収集するリスク情報SaaS「FASTALERT(…
地方自治体のSDGs推進支援などの「ケイスリー」が1.9億円調達
2020年3月26日、ケイスリー株式会社は、総額1億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 先端技術を取り入れた社会的インパクト・マネジメントや、成果連動型官民連携など(ソーシャル・イ…
交通領域カーボンクレジット認証DMRVソフトウェアを開発する「Spatial Pleasure」が資金調達
2023年5月9日、株式会社Spatial Pleasureは、資金調達を実施したことを発表しました。 Spatial Pleasureは、エリアの脱炭素化に寄与する交通事業者に対し、カーボンクレジッ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集