創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2021年10月21日周回衛星向け地上セグメントサービスプロバイダーの「インフォステラ」が7億円調達

2021年10月21日、株式会社インフォステラは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。
周回衛星向けGround Segment as a Service(GSaaS)プロバイダー事業を展開しています。
地上局ネットワークを仮想化するクラウドプラットフォーム「StellarStation」を通じ、柔軟性と拡張性に優れた地上局ネットワークを提供しています。
また、無線ライセンスの取得や、周波数調整業務など、衛星の運用を行う際に必要となる地上セグメント側の業務支援事業も展開しています。
今回の資金は、「StellarStation」を通じて提供する地上局数増加のための開発体制の強化、米国市場進出に向けた営業体制の強化、運用体制の強化に充当されます。
世界の宇宙ビジネス市場の市場規模は、2019年には約40兆円となっています。2040年には100兆円規模と非常に大きな市場になるとの予測もあります。
宇宙ビジネス市場で大きな割合を占めているのが、衛星を打ち上げ、それにより得たデータを販売したり活用したりする衛星サービスです。
衛星サービス領域では、宇宙に打ち上げる衛星そのものも重要ですが、衛星データを地上に伝送するための通信インフラも重要です。
衛星と地上を通信するためには、データを受信するための地上局が必要となります。
低軌道周回衛星といった衛星では、地上局の上空を通過するわずか10分ほどしか通信ができないため、地上局を複数整備したり、一回の通信で多くのデータを受信する技術などが重要となってきます。
衛星サービス事業が増えるにつれ、地上局のニーズも高まっていくため、地上局事業に参入する企業も増えていきます。
そのような企業に向け、包括的なプラットフォームを提供することができれば、非常に大きなシェアを獲得できるでしょう。
スケールの大きなビジネスには、多くの資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、ベンチャー・キャピタルから出資を受けるためのノウハウについて詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | GSaaS StellarStation インフォステラ サービス ネットワーク プラットフォーム プロバイダー 仮想化 地上局ネットワーク 宇宙 宇宙ビジネス 株式会社 衛星 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年12月14日、AstroX株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AstroXは、空中発射方式(ロックーン方式)による衛星軌道投入ロケットを開発しています。 …
2022年7月27日、クラウドキャスト株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社常陽銀行が出資するCVCファンド「Jレイズ投資事業有限責任組合」です。 クラウドキャストは、…
2022年5月18日、株式会社PICKは、「PICKFORM(ピックフォーム)」を開発し、2022年18日からサービスを開始したことを発表しました。 「PICKFORM」は、不動産賃貸契約に特化した、…
2023年11月30日、株式会社CoA Nexusは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、今回の資金調達に伴い、株式会社Srustから、株式会社CoA Nexus(コ…
2022年6月7日、EXest株式会社は、「Pocket Owners(ポケット・オーナーズ)」をリリースしたことを発表しました。 「Pocket Owners」は、日本各地の生産物(農産物、水産品、…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…