創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2021年7月30日Honda発スタートアップ「Ashirase」 視覚障害者向け靴装着型IoTデバイス/ナビゲーションアプリを開発中

株式会社Ashiraseは、靴装着型IoTデバイス及びナビゲーションアプリを開発しています。
Ashiraseは、本田技研工業株式会社(Honda)の新事業創出プログラム「IGNITION」発の第1号スタートアップとして設立されました。
靴に装着することでユーザーの動作情報を得るIoTデバイスと、その得たデータを活用しユーザーの誘導情報を生成するナビゲーションシステムを開発しています。
靴に取りつけたIoTデバイスは誘導情報をもとに振動することにより、目的の場所までの距離感や角度などをユーザーに伝え、視覚障害者の歩行を支援します。
このシステムは、視覚障害者が単独歩行を行う際、音声案内では周囲の重要な情報を聞き逃してしまうことや、安全確認とルート確認の手間といった課題を解決するものです。
政府のデータによると日本には視覚障害者は約30万人存在するとされていますが、全盲ではない視覚障害を抱える者であるロービジョン者を含めると約164万人いるとの推定値が日本眼科医会により2009年に公開されています。
このような視覚障害者が外出する場合、盲導犬やガイドヘルパーを頼ることとなりますが、日本には盲導犬が約1,000頭ほどしかおらず、またその数は減り続けています。
ガイドヘルパーについても自治体ごとの利用制限が設けられているため、自由な外出はできないという現状があります。
そのため、テクノロジーによる視覚障害者支援のニーズがあり、音声による支援を行うウェアラブルデバイスや、スマートフォンに道案内情報を送る道に埋め込まれたビーコンなど、様々なものが登場しています。
社会課題をビジネスで解決するには多くの困難がつきまといますが、意義のある大きな取組みです。「冊子版創業手帳」では、様々な起業家のインタビューを掲載しています。先人がどのように困難を乗り越えてきたかを知ることは、ビジネスの成長につながるはずです。
| カテゴリ | トレンド |
|---|---|
| 関連タグ | IoT ウェアラブル・デバイス スタートアップ デバイス 株式会社 開発 障害者 |
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2019年8月29日、株式会社PR TIMESは、株式会社CAMPFIREと、業務提携契約を締結したことを発表しました。 これにより、、2019年8月29日(木)から、CAMPFIREが運営するクラウ…
2023年10月26日、株式会社Neautechは、総額約2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Neautechは、伴走型のオンライン美肌治療サービス「ANS.(アンス)」を展開…
2020年5月27日、株式会社グルーヴノーツは、総額7億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIと量子コンピュータを搭載したクラウド・プラットフォーム「MAGELLAN BLOCK…
2022年11月30日、クックビズ株式会社は、株式会社ラクミーへの出資を決議したことを発表しました。 ラクミーは、DXによる業務効率化により飲食店経営を成功に導くクラウドサービス「ラクミー飲食店管理ク…
2020年10月16日、株式会社ABCash Technologiesは、総額約9億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ミレニアル世代の女性向けのファイナンス・トレーニング・スタジ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
