メンタルヘルスケアアプリ「emol」が千葉県市原市で実証実験を実施

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2021年7月5日、emol株式会社は、早稲田大学人間科学部・大学院人間科学研究科 大月研究室と、デジタルセルフケアプログラムの共同開発を行い、千葉県市原市の協力により心理介入実験を行ったことを発表しました。

emolは、AIチャットによるメンタルヘルスケアアプリ「emol(エモル)」を運営しています。

2020年12月から、AIがケア方法をレクチャーし簡易的なカウンセリングを施すデジタルプログラムの提供を行っています。

早稲田大学人間科学部・大学院人間科学研究科 大月研究室とは、アプリ内におけるアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)を活用した心理療法について共同研究を行い、アプリでの心理介入による心理的影響について検証を進めています。

検証にあたって、市原市の活性化・地域課題解決に向けたオープンイノベーションプログラム「いちミラ」に採択され、市原市の協力により実証実験を行いました。

この実証実験は、市原市が実証実験参加者を募り、「emol」の実証実験用のACTデジタルプログラムを2週間利用してもらうというものでした。

実施結果として、プログラムを実施した群と実施しなかった群とでは、実施した群に抗うつ・不安への軽減が確認できました。

メンタルヘルス不調は身体的な不調よりも発見が難しいものの、明確に様々な機能を低下させます。

働き手がメンタルヘルス不調になると生産性の低下につながるため、企業では従業員のメンタルヘルスケアを重要視するようになってきています。

メンタルヘルスでは自分自身によるケア、つまりセルフケアが基本的な対策となっています。

しかし多くの人はメンタルヘルスに関する知識がないため、セルフケアを行うことができません。

メンタルヘルスが重症化するのは、軽い症状を自覚できず放置してしまったというケースがほとんどです。

そのため、すべての世代・層がセルフケアを実施できるような、簡便なメンタルヘルスケアの手法が必要とされています。

心身の状態は仕事をするために重要です。また、人を雇う場合、自分だけはなく従業員の状態も管理しなくてはなりません。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「総務手帳」では、ストレスチェック実施のノウハウについて詳しく解説しています。

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